万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1636 大口の1495

2015年02月05日 | 万葉短歌

― 冬雑歌 (08-1636~1654 十九首) ―

2015-0205-man1636
万葉短歌1636 大口の1495

大口の 真神の原に 降る雪は
いたくな降りそ 家もあらなくに  舎人娘子

1495     万葉短歌1636 ShuD731 2015-0205-man1636

おほくちの まかみのはらに ふるゆきは
  いたくなふりそ いへもあらなくに

舎人娘子(とねりの をとめ)=未詳。01-0061歌参照。
【編者注】題詞は、「舎人娘子雪歌一首」。「冬雑歌(ざふか)」十九首(08-1636~1654)」の第1首。
【訓注】大口の(おほくちの=大口能)[「真神」の枕詞]。真神の原(まかみのはら=真神之原)[明日香村飛鳥寺から香久山辺]。降る雪(ふるゆき=零雪)。