2016-1217-man2318
万葉短歌2318 夜を寒み2147
夜を寒み 朝戸を開き 出で見れば
庭もはだらに み雪降りたり ○
2147 万葉短歌2318 ShuE706 2016-1217-man2318
□よをさむみ あさとをひらき いでみれば
にはもはだらに みゆきふりたり
○=作者未詳。
【編者注】「詠雪」(10-2316~24、九首)の第3首。秋雑歌(10-2312~2332、二十一首)の第7首。脚注読下しに、「一には <庭もほどろに 雪ぞ降りたる>といふ」。
【訓注】はだらに(薄太良尓)。み雪降りたり(みゆきふりたり=三雪落有)。ほどろに(保杼呂尓)。