万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3867 沖つ鳥3600

2021年02月10日 | 万葉短歌

2021-0210-man3867
万葉短歌3867 沖つ鳥3600

沖つ鳥 鴨といふ船は 也良の崎
回みて漕ぎ来と 聞こえ来ぬかも  山上憶良

3600     万葉短歌3867 ShuH544 2021-0210-man3867

□おきつとり かもといふふねは やらのさき
  たみてこぎくと きこえこぬかも
○山上憶良(やまのうへの おくら)=01-0063参照。
【編者注】第3部(3855-3889、三十五首)の第13首。荒雄遭難歌十首の第8首。託女歌。
【訓注】鴨といふ船(かもといふふね=鴨云舟)。也良の崎(やらのさき=也良乃崎)。回みて(たみて=多未弖)[「<回む>は迂回する、めぐる」。01-0058榜多味行之(こぎたみゆきし)]。