万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4303 我が背子が3980

2022年03月20日 | 万葉短歌

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万葉短歌4303 我が背子が3980

我が背子が やどの山吹 咲きてあらば
やまず通はむ いや年のはに  大伴家持

3980     万葉短歌4303 ShuJ399 2022-0320-man4303

□わがせこが やどのやまぶき さきてあらば
 やまずかよはむ いやとしのはに
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第11首。「三月十九日家持……歌二首」の第2首、左注に、「右一首長谷攀(よぢ)花提壷(つほ〔(壺酒)〕をとりて)到来(たうらいす)因是(これによりて)大伴宿祢家持作此歌和之(こたふ)」。
【訓注】我が背子(わがせこ=和我勢故)。やどの山吹(やどのやまぶき=夜度乃也麻夫伎)。いや年のはに(いやとしのはに=伊夜登之能波尓)[「いよいよ年ごとに」。19-4168(脚注)毎年謂之等之乃波]。