2022-0329-man4312
万葉短歌4312 秋草に3989
秋草に 置く白露の 飽かずのみ
相見るものを 月をし待たむ 大伴家持
3989 万葉短歌4312 ShuJ407 2022-0329-man4312
□あきくさに おくしらつゆの あかずのみ
あひみるものを つきをしまたむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第20首。「七夕歌八首」の第7首。4313歌左注参照。「第七首は、とくに難解」。
【訓注】置く白露の(おくしらつゆの=於久之良都由能)。月をし待たむ(つきをしまたむ=月乎之麻多牟)[「空行く月ばかりを待ってあの方を待ち受けられないというのか」]。