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日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

戦争が日本に及ぼす影響

2022年04月24日 09時20分47秒 | Weblog
今朝の信州は朝から曇り空、気温が11度と暖か
な朝です。昨日の知床での観光船事故が心配で
すが、全力での救命を願い祈りたい。
戦争が起これば、当事国以外にも影響が及ぶ。
それは日本も例外ではない。ロシアによるウク
ライナ侵攻も、食料生産のコストを高める要因
になっており、私たちの生活に直結する。農林
水産省農産局の担当者は次の通り言っています
「化学肥料については、春の農作業の必要量は
確保できましたが、秋の分はまだです。この
数年でこれほどの事態になったことはありま
せんでした」
資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表によると
肥料の原料となるリン酸やカリウム鉱石を日本
はほぼ100%輸入に頼っているという。
「ロシア産の肥料原料が世界の生産量に占める
割合は、リン酸が9%、カリウム鉱石が19%。
カリウム鉱石はベラルーシの生産も多く、両国
を合わせると、最大の生産国であるカナダを
上回ります」
肥料だけではない。食料価格の上昇も続く。
財務省が発表した2月分の貿易統計速報では
食料品の輸入額は前年同月比で29%増となる
6千億円になった。特に小麦や大豆などで穀物
価格の上昇が激しく、54%増の952億円。小麦
輸出国であるロシアやウクライナの情勢不安を
受けて代替国に需要が集まり、価格が引き上
げられている。東京大学の鈴木宣弘教授(農業
経済学)が次の通り指摘する。
「大豆消費量の94%を外国産に頼っている日本
は、19年に339万トンを輸入しています。一方
中国の輸入量は約1億トン(21年)。中国が買
い増しすれば、日本に大豆を売ってくれなくな
るかもしれません。これが20年度に過去最低と
なる37%の食料自給率を記録した日本の現実」
我々も資源や食糧の消費の仕方をもう一度見直
して、小麦原料からコメに少しだけでもシフト
を変更するとか、できるだけ自給自足に心がけ
ていく必要を感じています。
残念ながら政府や日銀、官僚、国会議員からの
提案は一つもありません。



















コメント (6)
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