日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

今日は、10月11日ですが、旧暦の9月9日重陽。

2024年10月11日 06時47分58秒 | Weblog
今朝の信州は気温が11度、信州は「天高く馬肥ゆる秋」
空はほぼ快晴、朝のひんやりした、空気の中でのラジオ
体操が気持ちのいい朝です。
今日は、旧暦の九月九日。菊のお節供とも呼ばれる重陽
の節供(旧暦)江戸時代は、五節供「一年間の五つの節句
①人日(じんじつ)(=一月七日)、②上巳(じょうし)(=三
月三日)、③端午(たんご)(=五月五日)、④七夕(しちせき)
(=七月七日)、⑤重陽(ちょうよう)(=九月九日)」中
そのなかでも最も公的な性格の強い節供でしたが、現在は
廃れた感がある節句となりました。新暦で祝う場合も多い。
五節句の生まれた中国では、1.3.5.7.9.の奇数を陽数と
呼び、縁起の良い数字と考える陰陽思想があります。
その中でも9という数字は一桁の数字の中で一番大きな
陽数です。その特に強い陽数の9が重なる日ということ
で「重陽(ちょうよう)」と呼ばれているようです。 
旧暦の日本では重陽の節句は収穫と重なる時期であった
ため、庶民の間では栗や栗ご飯を食べる風習も生まれま
した。そのため重陽の節句を栗の節句と呼ぶこともある
ようです。
そして旧暦の9月9日の時期は菊の花(秋菊)が咲く時期
であることから菊の節句とも呼ばれます。
中国では古くから、菊の花は強い香りで邪気を払い
不良長寿の薬効があると信じられてきました。その
ため重陽の節句には菊の力をもらって厄払いと健康
を祈願する風習があります。なので不老長寿を願い
菊を浮かべたお酒を飲み、栗ご飯を食べます。菊の
観賞会や秋の雛という大人のひな祭りを行うことも
あるようです。お酒は子どもが飲めないので、菊の
花を浮かべたお茶や、お吸い物にすることも多いよ
うです。
「くんち(九日)に茄子を食べると中風にならない」
という言い伝えがあり、この日に茄子を食べる風習
があります。ついでにこの秋ナスについて蛇足を・・
「秋茄子は嫁に食わすな」とは、嫁に対する姑の態度
を表すことわざです。このことわざには、次のような
意味があるようです。
●秋茄子は美味しいので、嫁にはもったいないという
 嫁いびりの意味。
●秋茄子は体を冷やすので、嫁の体を気遣うという優
 しさの意味。
●秋茄子は種が少ないので、子種ができなくなるとい
 う心配の意味。
昔は五節句の最後を締めくくる節句として、一番盛大
に行われていたようですが、そんなことを思い出しな
がら旧暦の重陽を迎えたいものです。











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