今朝の信州は気温が7度、空は曇り空ですが朝の5時
頃は、小ぬか雨が降っていました。道路はまだ一部
濡れています。
今年の春、緑だった水田は酷暑を乗り越えて少しずつ
黄色味を帯びてきて、やがて黄金色に輝き、実るほど
に頭(こうべ)を垂れた稲穂は収穫の時期を迎えそし
て先日収穫されていました。
古来から稲作とともに歩んできた日本人は、その年
の収穫を神に感謝し、翌年の五穀豊穣を願ってきま
した。その神の最もたるものがお稲荷様です。
稲荷は、稲生、稲成、飯成とも書かれ、狐がその神
のように思われがちですが、実際には五穀をつかさ
どる稲荷神が祀られています。
狐は稲荷神の使いという位置づけではありますが・、
伊勢神宮の鶏、春日大社の鹿、日吉大社の猿、八幡
宮の鳩にみられるような単なる神使と違い、お稲荷
様の狐には神様の一族のような資格が与えられてい
るそうです。
赤い鳥居に小さな祠(ほこら)、祠の前に狐が2尾
こうした稲荷神社は都心部でもオフィスビルの一角
やデパートの屋上などに見ることができ、個人の家
の稲荷社まで含めると膨大な数の稲荷神が祀られて
います。
ちなみに、稲荷神社の総本社は京都の伏見稲荷大社
で、同社は関東以外で最大の初詣客を集めることで
でも知られています。
お稲荷様は五穀豊穣の神であるとともに商売繁盛
の神でもあります。お稲荷様の傍に控える狐に「人
を化かす」「人に憑く」といったちょっと怖いイメー
ジを持つ人が多いようですが、お稲荷様は昔から
庶民にとって身近な存在で、非常に融通が利き、
願い事をするには頼もしい神だそうです。
私の近くのお稲荷様にも、先日お祭りがあったよう
で昨日通りかかりましたら、綺麗に整備され鳥居も
赤く塗り直されていました。
上伊那郡箕輪町の赤そばの里の写真も最終回です
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