日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

生活が苦しいのは、エンゲル係数だけ??

2024年10月30日 07時03分29秒 | Weblog
今朝の信州は気温が10度、まだ昨日からの小雨が残る
朝を迎えています。午後から明日にかけては晴れ模様
ですがこの所目まぐるしく天気が変わり、次第に秋が
深まっていく感じです。

エンゲル係数が42年ぶりに28%を超えようとしている
・・こんなショッキングな、というか我々の日常の食
生活に対して厳しく切実な問題が提起されてきました。
以下、NHK記事からの抜粋です。
去年、厚生労働省が行った国民生活基礎調査で生活が
「苦しい」と回答した世帯は前年から8ポイント余り
増え、59.6%にのぼったことがわかりました。
厚生労働省は「物価高の影響などで生活の苦しさが増
している可能性がある」としています。
 「大変苦しい」:26.5%  「やや苦しい」:33.1%
「苦しい」と回答した世帯は、前年より8.3ポイント
高く全体の59.6%にのぼりました。
このうち18歳未満の子どものいる世帯で「苦しい」と
回答した世帯は、前年より10.3ポイント高い65.0%と
なりました。
高齢者世帯で「苦しい」と回答した世帯は、前年より
10.7ポイント高い59.0%となり、統計を取りはじめた
1986年以降(38年前)、最も高くなりました。
ここでも「子どもの貧困」「老後難民問題」など社会
問題課題が浮き彫りになってきています。
一方、この逆の視点で見れば
「普通」:35.8% 「ややゆとりがある」:3.9%
「大変ゆとりがある」:0.7%
一昨年の1世帯あたりの平均所得は、高齢世帯や独居
世帯の増加などを背景に524万2千円と前年から3.9%
減って、1987年以来の低さとなりました。
「格差」で片付けられる問題か?
これだけで「格差」が広がっていると言えるのかどう
かはわかりませんが、「苦しい」と感じている層と、
感じていない層の背景を丁寧に分析しないと、一概
には言えないような気がします。
生活困窮を感じている人が増えたことをもって「格差
が広がっている」というのもいかがなものでしょうか。
「格差」を「資産格差」とするなら、リスクテイクの
有無も加味する必要があります。
リスクを取らない人が、リスクを取っている人をとや
かく言うことはできないと思います。
「収入格差」を論じるのも難しく、努力して勉強して
スキルアップして収入を増やした人もいますからね。
「格差」を論じるなら、「差別」、アンフェアをなくす
ことが重要ではないでしょうかね。
そういう意味で、生活困窮者が増えたことを「格差が
広がった」と断じるにはあまりにも乱暴だと思います
格差は資本主義の副作用であり、だからといって資本
主義を「悪」だと決めつけるのもどうかと思います。
厚生労働省は「物価高や燃料費の高騰の影響等で生活
の苦しさが増している可能性があり、今後の状況を
注視していきたい」としています。
そもそも30年もの長い間、賃金上昇が見られないこと
に問題があると思います。所謂失われた30年の反省
の一部が今回の衆議院選挙にも相当の影響を及ぼして
いる事が想像されます。

先日、市内の野菜花き試験場祭りに行ってきました










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