今朝の信州は気温が14度の曇り空、昨日も予報ははずれ
お天道様の顔は見ることが出来ませんでした。今日は
昼頃から晴れる予報ですが・・さて??
衆議院選挙が近づいていますが。このところ最低賃金に
ついての報道は鳴りを潜めています。
最低賃金1500円の選挙公約 アルバイト、年収の壁・・
最近は人手不足と地域間の格差も相まっていろんな障壁
が話題となっています。現在都会でのアルバイトの時給
は1200円とのことです。最低賃金を時給1500円に引き
上げるという選挙公約は、どんな思いなのか??支払者と
働き手にとってどう映るのか??。
都会の飲食業を例にとってある者が調査していました
「約1年前に(アルバイト時給を)1200円にしたようです
そのときは、商品価格を 50円値上げして調整した。
それが1500円(最低賃金)となるとラーメンも1500円位
に設定にしないと(採算が)あわない」となるようです
本来は、国の政策や政治家の人達の狙いはそこにある
ようなんですが、アメリカのようにラーメン3000円でも
当たり前に需要が見込まれればいいのですが、日本では
国民の財布が引き締まり、外食需要が大幅に減少する事
が予想されて、これ以上の商品の値上げについては躊躇
しているようです。
一方、アルバイトの学生からはこんな意見もあるようです。
「時給ばかり上げても限界値(=年収の壁)があるので
矛盾しているという・・時給が上がってもうれしい・反面
なんとも複雑な感覚のようです」
「納得できるような取り組みをしてもらえると…」
時給が上がれば稼ぎは多くなりますが、年収が一定額を
超えますと社会保険料の負担が発生し手取りが減ってし
まい、更に自分の所得税が発生したり、更には郷里の親
の扶養家族としての所得要件を超えて、親の所得にも影響
を及ぼして、親の手取りも大きく減少させてしまう。
この「年収の壁」の問題については、国や与野党国会議員
は「年収の壁」問題について、社会保障問題、税法の問題
いろんな諸問題についての方向について詳しい説明はあり
ません。
社会保険料の本人負担分を穴埋めする「手当」を支給する
企業に対し、国は助成金を支給しますが、この制度の活用
について国民には周知しているとは思えませんし、その制度
そのものも恒久的なものとも思えません。
お店側の思いとして「勝手に人件費と材料費だけ上がって、
販売商品(ラーメンの)値段を変えられず、消費者の皆様が
納得できるような社会になるならば・・と言葉を濁す
値上げについてはもう少し社会情勢を見なければ実施は無理
お互いに「もう少し我慢しよう」ということのようです
所得税に関しては・・
学生アルバイト等の、扶養家族としての控除要件は年間の
合計所得金額が48万円以下、給与所得者であれば年収103万円
以下の人が対象になります。 年収103万円といえば、年収の壁
「103万円の壁」を連想する人も多いでしょう。103万円の壁は
税金の壁のことで、給与収入を年間103万円以下に抑えれば、
給与から所得税が引かれず、扶養親族になることもできます。
その金額を超えますと次の税率の所得税が生じます。
課税所得金額税率控除額
195万円未満 | 5% | 0円 |
195万円以上330万円未満 | 10% | 97,500円 |
330万円以上695万円未満 | 20% | 427,500円 |
695万円以上900万円未満 | 23% | 636,000円 |
900万円以上1,800万円未満 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円以上4,000万円未満 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
累進課税は所得が大きくなれば税率も大きく変わります
所得が増えれば社会保険も税金も大きく上がって、実際
の手取り額はごくわずかです。
最低賃金についても、国や国会議員が決められるもの
でもなく、今回の選挙では、その声が小さくなっています










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