ミウラドルフィンズの低酸素トレーニングを行ってきました。
ワタクシの参加したコースは6000m挑戦プランで、4500、5000、5500、6000mを90分ずつの4回が基本コース。
前半と後半で2回にできるので、3時間を2回にしました。
で、1回目。標高4500・5000mの酸素濃度になります。
最初は20分程椅子に座って安静に。SpO2(動脈血酸素飽和度:平地では96%以上が平常値)は75位に低下してきます。
次に踏み台昇降をすると70以下までダウン。意識呼吸で10位数値をアップさせるのが、呼吸法のトレーニングです。うまく呼吸できれば数値が改善してきます。これは前回レクチャーされているので実践してみるのが今回。
呼吸法と共に大事なのが、低酸素(SpO2が低下)時の感覚を養っておくのも大事。体調が酷くなる前に呼吸法を始められるようにするのです。ワタクシの場合は頭がボーっとしてくる。指先がしびれてくる。が前兆でした。
踏み台昇降・呼吸意識なし5分+意識あり5分を3セット、次にwalkマシンで同様に。
1時間は動き続けたことになります。SpO2モニターと時計ばかり見てたんで1時間なんてあっという間でした。
安静を挟んで同様に後半分のstep&walk。安静時のタイミングで部屋は酸素濃度を後半に向けて下げていきます。(体感はわからず)
3時間、たっぷりトレーニングした感はありました。90分では物足りなかったかも。
”イッテQ登山部”。イモト、俺も辛いゾー。
2回目。標高5500・6000mの酸素濃度下でのトレーニングになります。
今回は踏み台昇降はなしでwalkのみで。
自分のペースで苦しくなってきたら呼吸法を取り入れてSpO2を確認する、というのを繰り返していきます。より実践的な感じです。
ペースが合わないうちはバタバタ無駄にstepしてしまい苦しい。
ペースと呼吸法が合ってくれば、苦しくなくってきます。
体も慣れてきたのでしょう。4500mを体験中の時は6000mなんて死ぬ程辛いのではと思ってましたが、そんな事はありません。むしろ今回の方が楽なのかも。
ただ、少し会話をするとペースがすぐに乱れてしまいます。そんな時は呼吸法・呼吸法。
口を開いてフッっと強く吐いてゆっくり吸うのがいいみたい。これでも足りなければフッフッっと二回吐いて肺の中を空っぽにして吸えばいいのです。
今回は30分walk+10分安静を3セット。
SpO2は最低で60弱、上げて70チョット、頑張ると80ってところでした。
75位でも苦しくない事もわかったし、登山中はモニターがないので体感で対応するのが大事です。
低酸素トレーニングは本当にいい経験になりました。
4回分経験しないと習熟しないとも思いましたし、前半のトレで苦しんでの後半トレとも感じました。
自己流の呼吸がNGだったこともわかったし、キリマンジャロ登山に向けて自信になりました。
低酸素トレーニングまとめ
①呼吸法の習得
②低酸素時の体調変化を体験する
③体の低酸素順応への期待
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