ミウラドルフィンズでの低酸素トレーニングの第1段、高所テストを受けてきました。
最初に血圧・体重測定・肺機能検査。それから筋力測定として大腿四頭筋(ももの前)の力を調べます。階段に移動して8段の上りダッシュをして俊敏性の検査だそうです。
体形の方は体年齢が実年齢より10歳若くでました。
ところが肺機能の方は+10歳以上。これは後のテストで分かったのですが胸郭が全く動いてなくて、腹式呼吸に頼っていたらしいです。最近の走力ダウンの一因と考えられますね。胸も使って大きく呼吸しないと高所登山では不利です。
筋力は30歳代の評価。でも登山では体重の8割の筋力が必要だとか。ワタクシは7割でした。
俊敏性は1.14。これは8段を上るのに用した時間で単位は秒。どうやらここのオリジナルのテストみたい。これが1.45を超えてくると転びやすくなるそうです。バランスを崩してもパッとリカバリーできないのね。
次にパルスオキシメーターを付けてお待ちかねの低酸素室へ。
このパルスオキシメーター、血液中の酸素飽和度(以下SPO2)を測る機械で正常値は96%以上。呼吸器に疾患があったり無呼吸では低値を示します。 くわしくは ⇒#
低酸素室では当然低値へ。元々自身が酸素を取り込みやすい体質なのか、また呼吸法によってこれを上げられるのかが大きな問題になります。
ではこちらへと通された部屋は8畳位の小部屋。常温常圧から徐々に低酸素にしていくのかと思ってましたが、もう4000m相当の低酸素なのだそうです。入ってみても全くわからない。普通の部屋と変わらないですし出入りも自由です。窒素を入れて酸素の比率を下げる仕組みらしいです。
ところが椅子に座って5分もするとSPO2は90を下回ってやがて80に・・・。そうなると高山病の症状が出始める人がいて、ワタクシの場合は前の方に頭痛が。そう感じられる感覚を養っておく事も大切だそうです。
では次に呼吸法でSPO2を上げてみます。自己流でやってきた呼吸法ですが10上げる事ができました。でも急激に上げると反動でSPO2が大きく下がっちゃうので、緩やかに上げて持続させるのがいいそうです。そこいらへんのバランスをとるのが大事。
次は運動負荷です。まずはゆっくりのリズムで踏み台昇降。SPO2は70まで低下してしまいます。
呼吸法をして改善を試みますが、リズムと呼吸法が合わなくてなかなか上手くいきません。早いリズムの方が合うかも。
呼吸法は力を入れる瞬間に”フッ”っと強く吐くのが正解。それでも足りなければ”フッフッ”っと2回。ワタクシの自己流は不正解でした。Orz。これで富士登山12回もしてきたのに。先に書いた胸郭呼吸が出来ていない点を指摘されたのもこの場面。
睡眠時のSPO2測定。マットとブランケットを被って部屋は暗くされてしまいます。
寝ている時は呼吸も浅くなり酸素の取り込みは低下しますので、この時の状態の把握も重要です。でも対処できないんですけどね。
で、ワタクシは寝られませんでした。Orz。
結果はこんなグラフでプリントアウトされます。
上の赤がSOP2。下の青が脈泊数。左から安静時・運動負荷・睡眠時。
ワタクシは安静時睡眠時はややリスクあり、呼吸法は出来ているとの評価でした。
高所テストまとめ。次の知見を得る事が出来ました。
①酸素取り込み能力が高い体質ではない。
②正しい呼吸法。
③胸郭呼吸が出来ていない。
②③は改善可能なので、次回の高所トレーニングで習得したいと思います。
それからランナーのトレーニングには4000mの標高は必要なく、今は受け入れていないそうです。
ランナーには ⇒ NEUTRALWORKS.TOKYO
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