日本競輪学校第99期の合格発表が行なわれた。
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/news/2009khn/07/pdf/news20090717_01_04.pdf
主な合格者を見ると、今村俊雄は、2004年のアテネ五輪・ウエイトリフティングに出場。里見恒平は、立命館大学、リクルートを経て、NFLヨーロッパ在籍経験もある、アメリカンフットボールの元第一人者。河野淳吾は、元徳島ヴォルティス在籍のJリーガー、宮崎一彰は元巨人、萱島大介は元阪神のプロ野球選手。
「異種目」からの転身組については、他の期と比較しても粒ぞろい、といった印象があるな。つまり、それなりの実績を積んでいる生徒が少なくないということ。
来年はバンクーバーオリンピックが開催されるが、それが終わったら恐らく、スケートやスキー等から、競輪転身を目指す選手が現れるかもしれない。経歴だけ見れば、競輪選手も、アスリートとしてかなりレベルの高い才能を持った者が入ってきている、ともいえよう。
ただ問題は、「金を稼ぐために転向した」とだけ思わないこと。やはり、競輪選手になったからには、大きな目標を立ててもらわねば困るしね。
オリンピックに出る(だけじゃなく、勝ち負けも当然考えて欲しい)、タイトルを取る等・・・そういった可能性を秘めている選手が少なくないんだから、競輪選手になった暁には、中位クラスでソコソコ金を稼げればいいや、なんてことは考えないように。
いや、そう考えられられない日がやってくる。「選手の大量首切り」が実現する日だって、そう遠くないうちにやってくるかもしれないし・・・