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アゼルバイジャン墜落機 フライトレコーダー調査はブラジルで → 墜落した旅客機がブラジルのエンブラエル社が製造した機体だということを考慮

2024-12-31 01:41:33 | 事件ですか事故ですか
アゼルバイジャン墜落機 フライトレコーダー調査はブラジルで NHK 2024年12月31日 0時04分

カザフスタン西部で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機の墜落で、カザフスタン政府は、墜落の原因をブラジルの専門機関で調べるため、回収されたフライトレコーダーを送ったと発表しました。

乗客乗員67人が乗ったアゼルバイジャン航空の旅客機は12月25日、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部に向かいましたが、その後、カザフスタン西部で墜落し、38人が死亡しました。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、墜落についてロシアの防空システムによる誤射が原因になったとの見方を示しています。

こうした中、カザフスタン政府は30日、回収されたフライトレコーダーを、航空事故の調査などを担当するブラジル空軍の専門機関で解析するため、ブラジルに送ったと発表しました。

カザフスタン政府が設置した事故調査委員会は、ブラジルで解析を行うことについて、ICAO=国際民間航空機関からの助言と、アゼルバイジャンとロシアの航空当局との協議に基づく決定で、墜落した旅客機がブラジルのエンブラエル社が製造した機体だったことも考慮に入れたとしています。

第三国に送ることで客観性の高い調査だと示すねらいがあるとみられ、アゼルバイジャン政府は「国際社会に対する調査結果の信頼性を高めることになる」と評価しています。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領はロシアに対し、墜落の責任を認め、賠償するよう求めていて、今後、ロシアがどう対応するかが、焦点となっています。
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