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熱源状況など慎重に判断:大船渡 山林火災 避難指示の解除

2025-03-09 06:51:10 | 災害情報
大船渡 山林火災 避難指示の解除 “熱源状況など慎重に判断” NHK 2025年3月8日 11時59分

先月26日から岩手県大船渡市で続く山林火災で、7日、発生から初めて一部の地区の避難指示が解除されましたが、市はさらなる解除については、熱源の状況などを慎重に判断して検討することにしています。
8日からは地元の消防団も加わり、地上からの態勢を強化してくすぶる熱源の消火活動にあたることにしています。

大船渡市で発生した山林火災では、市の面積の9%にあたるおよそ2900ヘクタールが焼失しましたが、火の勢いは弱まっていて、7日までの2日間は、新たな延焼は確認されていません。こうしたことから、市は7日午前、延焼のおそれがなくなったとして火災の発生以降初めて、大船渡湾側の一部の地区の避難指示を解除しました。

一方で、引き続き市の11%にあたる住民を対象に避難指示が出されていて、市はさらなる解除については発火につながる熱源の状況や再燃のおそれ、それにライフラインの状況などを慎重に判断して、検討していく考えを示しています。

また、市は7日の夕方の会見で、8日から地元の消防団が消火活動に加わることを明らかにしました。山林でくすぶる熱源や、残り火の消火活動などを行う予定だということです。

消防団は火災の発生当初、消火にあたり、延焼が拡大したことに伴って活動を取りやめていましたが、延焼に伴う危険性が低くなったことから、市では消防団を加えた地上からの態勢を強化して、火災の収束を目指すことにしています。

自宅に戻った住民「感無量」
岩手県大船渡市の山林火災で7日、避難指示が解除された赤崎町山口地区や大洞地区など一部の地区では、自宅に戻った人たちから喜びの声や今も避難生活を送っている人たちを思いやる声が聞かれました。

山口地区の港にいた漁業者の80代の男性は、東日本大震災の津波で自宅が流されたため、山林の近くに造成された大洞地区の団地に新しく家を建ていましたが、山林火災で避難せざるをえませんでした。

7日午後に自宅戻ったという男性は「家に戻って風呂に入ったあと一杯飲んだお酒は最高で、慣れた場所に帰るというのは感無量だ。災害はいつ起きるか分からないが、ふだんどおり『何もない』というのはいいことだ」と笑顔で話していました。

男性は今月1日に漁を始める予定でしたが、避難していたため始められなかったということで、8日朝は海の状況などを確認するために船を出していました。

大洞地区の自宅に避難所から戻ったという70代の男性は「避難所よりゆったりできて、妻とお茶を飲んだり話をしたりした。今までどおり畑仕事をして生活しようと思うが、避難指示が解除されていない人たちも早く元の生活に戻ってもらいたい」と話していました。

避難指示続く地区の住民「早く帰りたい」
今月1日から避難指示が続いている三陸町越喜来の3地区は、火の勢いが弱まっていることから大船渡市が解除の検討を始めています。その一つ、甫嶺西地区の田端文江さん(75)は、避難所となっている小学校の駐車場で家族と一緒に車中泊を続けています。

田端さんは7日、一部の地区の避難指示が解除されたことについて「防災無線の放送を聞いた時は自分の地区ではなくて残念に思った。家に帰ることができたらやりたいことがたくさんあるが、まずは掃除をしたい。きょう、避難指示が解除されてほしい。体が痛いので早く帰りたい」と疲れをにじませていました。

同じ地区に住む矢作清英さん(72)は、家に残してきた猫を気にかけていて「えさをたくさん置いてきたが心配している。出入りを厳しく制限するのは理解できるので、安全が確認されていい形で避難指示が解除されたら嬉しい」と話していました。
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