2024年の台風や大雨被害 大分 岩手など「局地激甚災害」に指定へ

去年の台風や大雨被害 大分 岩手など「局地激甚災害」に指定へ　NHK 2025年3月7日 13時57分

去年の台風や大雨で被害を受けた大分県や岩手県などの自治体について、政府は、新たに「局地激甚災害」に指定することを決めました。農地や道路、川などの復旧にかかる補助率が引き上げられます。

被災した自治体の負担を軽減するため、政府は、災害の復旧にかかる費用が基準に達した際に「局地激甚災害」に指定し支援することにしていて、7日、新たに24件を指定することを決定しました。

このうち、去年8月の台風10号では記録的な大雨の影響で土砂崩れなどの被害が出た大分県杵築市が追加されます。

これにより、道路や川など公共土木施設の災害復旧事業の補助率が引き上げられます。

また、去年8月に岩手県に上陸した台風5号の被害では岩手県大槌町が、去年11月の沖縄県の記録的な大雨に伴う被害では国頭村と大宜味村が指定されることになり、農地の復旧事業の補助率が引き上げられるほか、国頭村と大宜味村では公共土木施設の復旧の負担が軽減されます。

「局地激甚災害」に指定する政令は今月12日に施行される見込みです。