
運転手乗らずに交通量多い市街地で自動運転車の実証走行 日産 NHK 2025年3月10日 13時19分
公共交通の担い手不足などの解消に向けて、日産自動車はドライバーが乗らずに交通量の多い市街地を走る自動運転車の実証走行を報道向けに公開しました。会社は2027年度の移動サービスの開始を目指しています。
日産自動車は、本社がある横浜市で自動運転車の実証走行を行い、報道陣に公開しました。
ミニバンをベースに開発した車両には、周囲を把握するカメラやレーダーなどのセンサーが29か所に取り付けられていて、運転席にドライバーが乗ることなく、交通量が多い市街地を時速40キロまで速度を上げて自動運転で走行しました。
緊急時に安全を確保するため、実証走行では車両を遠隔で監視するほか、助手席には非常停止ボタンを押すための乗員がいましたが、開発した車両はほかの車のスピードに合わせて、スムーズに車線を変更したり、停止したりしていました。
国内ではおととし、ドライバーが乗らない自動運転が条件付きで解禁され、一部の地域で実証的な運行が始まっていますが、走行速度を大幅に制限するなど限定的な運用にとどまっています。
このため、会社では都市部でもほかの車と同じように走行できる技術を確立したうえで、2027年度の移動サービスの開始を目指しています。
日産総合研究所の土井三浩所長は「超えなければならないハードルもあるが、日本の移動の課題の解決に向け、信頼性の高い車をつくりたい」と話しています。
公共交通の担い手不足などの解消に向けて、日産自動車はドライバーが乗らずに交通量の多い市街地を走る自動運転車の実証走行を報道向けに公開しました。会社は2027年度の移動サービスの開始を目指しています。
日産自動車は、本社がある横浜市で自動運転車の実証走行を行い、報道陣に公開しました。
ミニバンをベースに開発した車両には、周囲を把握するカメラやレーダーなどのセンサーが29か所に取り付けられていて、運転席にドライバーが乗ることなく、交通量が多い市街地を時速40キロまで速度を上げて自動運転で走行しました。
緊急時に安全を確保するため、実証走行では車両を遠隔で監視するほか、助手席には非常停止ボタンを押すための乗員がいましたが、開発した車両はほかの車のスピードに合わせて、スムーズに車線を変更したり、停止したりしていました。
国内ではおととし、ドライバーが乗らない自動運転が条件付きで解禁され、一部の地域で実証的な運行が始まっていますが、走行速度を大幅に制限するなど限定的な運用にとどまっています。
このため、会社では都市部でもほかの車と同じように走行できる技術を確立したうえで、2027年度の移動サービスの開始を目指しています。
日産総合研究所の土井三浩所長は「超えなければならないハードルもあるが、日本の移動の課題の解決に向け、信頼性の高い車をつくりたい」と話しています。