第28回 マイルチャンピオンシップ(GI)が20日、京都競馬場で行われた。
1番人気は、8 リアルインパクトで4.2倍、2番人気は、17 リディルで4.5倍、3番人気は、7 イモータルヴァースで6.7倍、4番人気は、 13 サプレザで8.4倍、5番人気は、5
エイシンアポロンで9.8倍。10倍以下の単勝人気は以上5頭。
スタートでイモータルヴァースが立ち遅れ。
大方の予想通り、3 シルポートがハナを奪い、1 フィフスペトルとリディルが2番手グルループ。エイシンアポロンは4〜5番手あたりで進み、2 ダノンヨーヨーとリアルインパクトが中団より前のグループ。サプレザとイモータルヴァースが中団よりやや後ろの位置。
直線入口に入り、リディルの手応えが怪しくなり、リアルインパクトも手が動く展開となり直線へ。逃げるシルポートを、直線半ば手前で捕えたエイシンアポロンの内側からフィフスペトルが猛追。これにダノンヨーヨー、リアルインパクトが続く中、大外から一気にサプレザが追い込む展開。そして一旦はエイシンとフィフスは並んだかに思われたが、残り50あたりでエイシンが再度伸び優勝。フィフス2着、サプレザ3着、ダノン4着、リアル5着。
<短評>
・エイシンアポロン・・・富士ステークスでは横一線の大混戦の中から最後抜け出したが、今回は前団をキープし、シルポートの逃げに余裕がなくなると一気に交わし、フィフスペトルのしぶとさには手こずったものの、最後は伸び返して勝った。
思えば3歳時代は春のクラシック候補生だった馬。しかし、昨年の秋の天皇賞でジャガーメイルに進路を妨害されて外傷を負った影響や、今春は、予定されていたマイラーズカップを右肩痛のため回避せざるを得なかったりと不運が重なったが、復帰初戦の毎日王冠で4着、そして富士ステークス勝ちと、調子を上げてここへ挑めたことが勝因だったのでは。
・フィフスペトル・・・終始前団のインコースをキープし、直線でも最内を突いてきたが惜しい2着。この一戦を糧に更なる上積みを期待したい.
・サプレザ・・・今年も昨年同様の形で鋭い追い込みを見せた3着。馬場がもう少し乾けばさらに好勝負となったかもしれない。思うに、この馬は欧州の直線マイル戦よりも、コーナーのあるマイル戦のほうが明らかに向いている。
・ダノンヨーヨー・・・もともと力のある馬にもかかわらず、近走不振で人気を落としていたが、直線での切れ味は鋭かった。この一戦が「復活」のきっかけになるかも。
・リアルインパクト・・・直線で伸びてきた点は評価できるが、直線入口で手応えが怪しくなっていた。馬場の渋化が影響したかもしれない。
・イモータルヴァース(7着)・・・スタートで出負けしたのが痛い。その後はインを通る競馬となったが、さっぱり伸びず。サプレザとは違い、この馬は直線マイルのほうがいいかも。
・リディル(14着)・・・どうしたのか?全くもって不可解な大敗である。
(追記)
大師匠の回顧
土日のおさらい☆