駄馬にも乾杯を

ふつうに競馬好き。時々ドカン
説得力の無い記事をダダ書きw
それでも解る人には解るヒントも結構ありますぞ(笑)

現在、トライアルレースの存在価値とは.....

2023-02-28 00:31:42 | 阪神重賞

桜花賞(G1)・皐月賞(G1)ともに直近4年で勝ち馬なし…かつての王道ローテが崩壊した現在、トライアルレースの存在価値とは

 

 

 パンサラッサによるサウジカップ(G1)制覇に沸いた競馬界であるが、国内では早くも春のクラシックシーズンが開幕を迎える。

 今週は桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2)、皐月賞トライアルの弥生賞ディープインパクト記念(G2)が行われ、来週以降も4月のクラシック本番に向け東西でトライアルレースが組まれている。

 しかしながら、チューリップ賞、弥生賞ともに出走予定馬は非常に手薄な印象がある。

 昨年の阪神JF(G1)で3着以内に入ったリバティアイランド、シンリョクカ、ドゥアイズは全て桜花賞(G1)直行を予定。朝日杯FS(G1)上位組はダノンタッチダウンが皐月賞(G1)直行、ドルチェモアとレイベリングはマイル路線へと向かう予定だ。今週末の出走予定馬で2歳G1の好走経験があるのは、ホープフルS(G1)で人気薄ながら2着に食い込んだトップナイフのみ。栄光のクラシックレースの前哨戦としては、あまりにも寂しいメンツと言わざるを得ない。


 かつては「前哨戦を使ってから本番に挑む」というのが競馬の常識であった。春のクラシック路線においても、2018年までは桜花賞と皐月賞の少なくとも一方でトライアルレースを使った馬が優勝していた。同じ三冠馬でもディープインパクトは弥生賞、オルフェーヴルはスプリングS(G2)に、アパパネとジェンティルドンナはチューリップ賞に出走している。

 だが、2019年以降は桜花賞、皐月賞ともにトライアルレースに出走した馬の優勝は一度もない。同じように三冠馬を例に出せば、コントレイルもデアリングタクトもトライアルレースを使わずに一冠目を制しているのだ。

 近年の春クラシック勝ち馬馬は、2歳の暮れから3歳の2月までに必要な収得賞金を積み、ぶっつけ本番で春のG1に挑むケースが多いだけに、「前哨戦を使ってから本番」という常識は徐々に薄れつつある。

トライアルレースの存在価値とは…
 そうなると、トライアルレースの存在価値を問う声が出始めても驚けないかもしれない。

 世界の名だたるビッグレースを制するほど強くなった日本競馬においては、馬産、育成、血統だけでなくレース選びのトレンドも時代とともに変化している。かつての王道が時代とともにそうではなくなった印象は否めないが、それはそれでG1を勝ち負けするようなレベルの馬に限られる。

 トライアルに出走して滑り込みで権利取りに成功し、本番で波乱の立役者となる馬もまだまだいることを考えると、すべての馬に同じことがいえる訳でもないだろう。今年のトライアル出走馬から春のクラシックを沸かせる馬が出てくることに期待したい

 


ですな

まあ、現代は栗東・、美浦両トレセンだけに頼る必要もなくなり(外厩のせい)、調教技術の向上や意識の変化

それに伴う「レースに向けての馬づくり」過程の方法が一つでは無くなった

 

なので、昔の様にトライアルレースを仕上げの過程に使う必要性が薄れたのが理由でっしゃろ

 

しかし「トライアルレース」としての意義は消えないんじゃないの?

本来なら賞金足らずで本番に望めそうも無かった馬にもトライアルレースがある事で(レベ落ちならなおさら)

3着以内(あるいは2着以内とか)に入れが本番に出走可能になるという恩恵がついて来るんだから

それが意義になるやろ

 

トライアルレースと直接関係ないが

一昨年の凱旋門賞を勝ったドイツ馬トルカータタッソは確かブービー人気じゃなかったっけ?

他にも「元々出走できない馬」の筈が、滑り込みで出走出来て勝ったとかの例はいくつもある

その意味で、トライアルレースを経て本番で名を成す無名馬が出る可能性を残す「トライアルレース」は

今後も必要なのだ

そのレースレベルがどうのこうのと言うのは、あくまで外野の視点・要望でしかない

 

でしょ?