欧州でも日本と同じような現象があるんだねぇ
まあ今後「競馬どころじゃない」事態が世界を巡るかも?
【沢田康文の欧州競馬リポート】ドイツ名門牧場が活動停止~凱旋門賞馬ハリケーンランなど名馬を生産
ドイツのミュンヘンを拠点とする生産者&馬主組織のゲシュトゥット・アンマーラントが活動を停止することが先頃、発表された。
1989年にフォンベティヒャー夫妻がバイエルン・アルプスの麓、シュタルンベルク湖畔に牧場を開設。500ヘクタールの牧草地で、これまでに欧州を代表する数々の名馬を生産してきた。
2005年の凱旋門賞馬で06年にはキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSでハーツクライを破ったハリケーンラン、19年の凱旋門賞馬ヴァルトガイスト、97年の独ダービーなどを制し、99年のジャパンCにも遠征(8着)した名牝ボルジアなどがいる。
※そか、小兵ながら凱旋門賞を制したヴァルトガイストはここの生産馬だったんだな
夫妻は80歳代と高齢となり繁殖牝馬数は縮小されてきたが、最後に所有する約20頭が12月の仏アルカナセールで売却される予定。先日、ギリシャのニアルコス家も競馬事業の規模を縮小して再建することが話題になったが、欧州ではここ10年、オーナーブリーダーの減少や分散が続いている。
血の偏り、後継者が必要などの理由によりサラブレッドの生産で100年続いた牧場はないともいわれるが、凱旋門賞の翌週に寂しいニュースが流れた。(在仏競馬記者