【小倉牝馬S】レース展望
第1回小倉牝馬S(GⅢ、芝2000メートル)が25日、小倉競馬場で行われる。昨年までの愛知杯を引き継いで新設された牝馬限定重賞だ。初代優勝馬に輝くのはどの馬か。
クイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎、4歳)は秋華賞で15着。スタートでつまずいて、リズムに乗れないままレースが終わった。重賞を2勝し、オークスでも4着に食い込んだ実績馬。ハンデ55・5キロは少し見込まれた感がしないでもないが、スムーズなら巻き返し必至。
コスタボニータ(栗東・杉山佳明厩舎、6歳)は昨年、愛知杯の名称で行われたこのレースで3着。牝馬重賞戦線で堅実に駆けている。小回りコースに実績があり、舞台適性は十分。前走はGⅠで相手も強かった。56キロでも見直したい。
オーロラエックス(栗東・杉山晴紀厩舎、4歳)は2番手から楽に抜け出して、コントレイルメモリアルを快勝。それを含めて4戦3勝で唯一、負けたローズS(9着)は序盤で接触する不利があった。51キロなら格上挑戦でも通用する。
アリスヴェリテ(栗東・中竹和也厩舎、5歳)は初ダートだったBCディスタフで後方から脚を伸ばして4着。勝ち馬には離されたものの、逃げ馬の印象が強い近況だっただけに、控える競馬で好走したのは収穫だ。5戦【2・2・1・0】と小倉は得意で、53キロも手頃。
コガネノソラ(美浦・菊沢隆徳厩舎、4歳)は3走前のクイーンCで、のちにエリザベス女王杯を勝つスタニングローズ、秋華賞で2着になるボンドガールなどを下して優勝。その後の2走は案外な結果に終わっているが、今回のメンバーなら胸を張れる実績の持ち主だ。
シンティレーション(美浦・池上昌和厩舎、6歳)はエリザベス女王杯で10着。ただ、直線で不利があったので度外視していいだろう。2、3走前は実力馬相手に好走していて、地力は高い。末脚を生かすタイプだけに、開幕週の小倉がどうかだろう
➡結果として荒れたレースではこういう「有力と思われる馬」がほぼ全滅なんてこともあるので、あくまで参考にって感じですかな