結構荒れそうな気配が漂うメンツですなw
【AJCC2025】出走予定馬最速チェック
アウスヴァール
昨年の函館記念(14番人気3着)、オールカマー(10番人気2着)と、ハナを切って穴をあけた。オールカマーはCコース初週をスローで向いたが、函館記念は1000m59秒6から、後半も強気に引っ張っていた。今回は面子的に厳しい気もしつつ、登録馬の多いわりに単騎で行けそうな感じもある。とりあえず、自分のかたちは作れそうだ。
アラタ
タフな馬場と流れに向くイメージで、小回りで消耗戦になりがちな福島記念は、4年前1番人気3着、3年前1番人気3着、未出走の一昨年を挟み、昨年は7番人気1着。緩みないペースで、レース上がり37秒2はもってこいだった。道中ほぼ最後方から4角は外を回り、上がり最速36秒3で差し切り。相手がぐっと上がってどこまで。
コスモキュランダ
昨年の弥生賞勝ち馬。勝ち時計1分59秒8はレースレコードで、次の皐月賞2着は当時のコースレコードと、小回りの高速戦向きの戦歴。3走前今回と同じコースのセントライト記念(2着)は、最内からインでじっとしていた勝ち馬に対し、出遅れから馬群外を動いている。近2戦は凡走も、距離やコースが向かず、中山で見直す手も。
ダノンデサイル
昨年のダービー馬。1000m62秒2のスローを、3枠5番から好位インでハマったが、2着の皐月賞馬に2馬身差をつけた。菊花賞1番人気6着は、道中ずるずると後退しつつ4角ほぼ最後尾から直線だけで追い込み、前走有馬記念2番人気3着は、逃げ馬不在の組み合わせのなか最内枠からのスロー逃げ。逃げたあとでどう乗るのか。
チャックネイト
昨年のAJCC勝ち馬。不良馬場の1000m62秒2は、先行勢にやや苦しい展開。8枠11番から好位3番手で、4角手前で手応えあやしく、ムチも入った。直線は1頭分外を回った2着馬に前に出られたが、差し返して重賞初制覇。条件戦時代もコースや距離を問わず、直線は安定して伸びる。ただ、近3戦はふるわず、今回は相手も揃い
ビザンチンドリーム
昨年のきさらぎ賞勝ち馬。出遅れから道中は12頭立ての11番手、1000m60秒2とやや緩めのペースのなか、4角は大外を回ったうえに若干置かれたが、上がり最速33秒7で差し切った。勝ち時計1分46秒8も速く、インパクトがあった。このレースの残像で、まともならと毎回思う。前走菊花賞5着は出遅れにロスもあり、今回こそ、まともなら。
ボーンディスウェイ
2走前まで、中山芝2000mは[2-1-1-3]。弥生賞に3着はあれど、着外3度はホープフルS(5着)、皐月賞(14着)、昨年の中山金杯(4着)で、舞台相性はありながら重賞だと少し足りない印象もあった。それが前走の中山金杯は、1000m58秒7の前に苦しい流れを、3番手から3着に粘った。相手強化と距離延長でどうかも、ひと皮むけたような。
ポタジェ
3年前の大阪杯勝ち馬が、約1年9カ月ぶりに復帰する。その大阪杯は、ジャックドールの逃げで1000m58秒8の緩みない流れのなかを、好位から押し切り。ディープ産駒でも切れるというより、立ち回りを活かしたいタイプ。8番人気、単勝オッズは58.7倍だったが、ひとつ前の金鯱賞の伸び脚がよく、穴気配はあった。どのくらい走れるか。
ボルドグフーシュ
3歳時の3年前、菊花賞2着、有馬記念2着、翌年初戦の阪神大賞典も2着。各々勝ち馬はアスクビクターモア、イクイノックス、ジャスティンパレスで、不運な惜敗がつづいた。次の天皇賞(春)3番人気6着は、外枠でロスもあった。1年7カ月ぶりの復帰初戦となった、前走チャレンジCを4着。多少かかり、距離も短く、ここは距離延長と叩き2戦目で。
レーベンスティール
一昨年のセントライト記念勝ち馬。昨年1着アーバンシック、2着コスモキュランダの関係に似て、当馬は内々、2着ソールオリエンスは外々だった。昨年はエプソムCからオールカマーを連勝。前者は中弛みしない持久戦、後者はスローの瞬発力勝負に対応した。前走の天皇賞(秋)8着は、多少かかりロスもあった。折り合いひとつか。