田島征三さんの絵もとてもとても好きなので
子どもたちに読み聞かせをする時は
絵本で見せたい気持ちもありますが、
私は「語り」にします。
「山おとこのてぶくろ」は三楽章と最終章の四つの構成です。
「むかしこひとつかたりましょ」ではじまる第一楽章は、、
とうさんが山で木を切っている時に
「あーあ」ってあくびをします。
そうしたら
山おとこがあらわれて、一番上の娘のお月をさらってしまいます。
山おとこは
お月に「てぶくろを飲んでおけ」「部屋をのぞくな」と言い残して出かけます。
お月はてぶくろを床下に投げこんで
部屋を覗きます。
帰ってきた山おとこに約束を破ったことがばれて
お月は鍋でぐだぐだに煮られてしまいます。
第二楽章は、、
とうさんがやっぱりあくびをしたら
山おとこがあらわれます。
そして2番目の娘のお星をさらっていきます。
山おとこは
「てぶくろを飲んでおけ」「部屋をのぞくな」と言い残して
出かけます。
お星もてぶくろを放り投げ、部屋をのぞいて
山おとこにころされます。
第三楽章は、、
とうさんとかあさんは、やっぱりあくびをして
山おとこがあらわれます。
そして末の娘のお花をさらいます。
そうして
山おとこはお月とお星の時と同じように言い残して
出かけます。
お花は部屋をのぞき、そこで倒れている若者を助け
手ぶくろを飲み込みます。
そこへ
山おとこが帰ってきます。
、、、、、、
山おとこは「ごぼごぼとお湯のような涙をながします」
、、、、、、
最終章を心で泣く感じで、音楽でいうと転調します。
今は「語り」をする機会がありませんが
またいつか語りたい大好きなお話です。