百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

砂漠緑化!

2006-12-24 23:46:56 | 循環
クリスマスに砂漠緑化?!なんの関連もないですが、砂漠緑化は自然災害+人災が原因で砂漠化してしまった大地に植林をし、緑溢れる村に戻すことで、農業をベースとした持続可能な産業の定着を目標にしている。特に写真の『日本沙漠緑化実践協会』は会長が鳥取大学の故遠山教授で我が国の中でも歴史があり、緑の協力隊の方の話によると、「その実績には中国政府も一目おいている」ようだ。ポプラや低柳を植林し、3年後には林にし、5年後には山羊や羊が放牧出来る雑木林(ムラ)をつくる。ポプラは摂氏42℃の砂漠地でも根付くという、直根が強く、しっかり大地に根ざし、3年後にはそれらの木々の下には草が生え、更に植物が育ちやすい環境となる。山羊や羊の放牧の時期も難しく、しっかり雑木林の様相を呈してくると放牧しても大丈夫らしいが時期が少しでも早いとすべてを食害されてしまうという。ひとつひとつ着実に自然体系に戻していく中で、そのカタチはしっかりとした循環を築き、そのムラに産業の定着をもたらす。なるほど私達の仕事も大変似通っている、それは何にでもいえることではあるが、何もしないと始まらないが、何をするにも順序があり、順序を間違うと大変困難な事象が発生する。ひとつひとつ着実に、またその丁寧につくられた基盤がのちのち大変有効になってくる。なるほどそういうものか!!!