百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

事故米

2008-09-27 23:14:01 | 料理
事故米が何故か流通し、社会を困惑させている。
食糧法の改正が起因しているという人もいるが、根本的な問題は・限りなく安い“食”を求める消費者と・その真理につけ込んで儲けようとする業者、・事故米の管理すら出来ない政府と・生産だけになってしまった農家なのではないか。
限りなく安い“食”
⇒“食”は直接、生命に繋がるものであり、単なるグローバリズムの理論では成立しない。今一度、“命戴く食”について食育も含めてみんなで学ぶべき。
儲けようとする業者
⇒個人は汗する仕事の大切さを今一度学ぶべき。企業は、利権にまみれた取引関係の見直しや天下りの打破、企業倫理、コンプライアンスの徹底を図るべき。
事故米の管理すら出来ない政府
⇒事故米を輸入せざるを得ない政府、またそれを売りさばかなければならない政府、そして無神経に販売し、検査すら形骸化している政府、・・・駄目過ぎて話しにならない。
生産だけになってしまった農家
⇒栽培ではなく、生産になってしまった。いつの間にか・・。自分の栽培した作物の“味”すら今はわからなくなってしまっている。今一度原点に戻り、“命戴く食”を支えることを生業にしていることの意義を噛み締めたい。
虚偽や偽装は何のために、それぞれの立場の者は、何が正しいと信じるのか、今一度原点に戻り、心に嘘のない、真直ぐな生き方をしたい。