昨日、国内初のプルサーマルが佐賀で起動した。様々な案件を抱えながら新しい政府が始動して一ヶ月、何ともいえない事件や事故が日々流れるように報道される中、私達は見逃してはいけないものを見逃し、どうでもいいことに心奪われているのではないかとふと思ったりする。環境の視点で原子力はいまや無視できない存在になっているが、温暖化(二酸化炭素の排出量)のみにあまり心奪われると、100年先の私達の未来、地球の未来が見えなくなってしまうのではないか。化石燃料はいろいろな点で人類に貢献してくれたが、人類は好き勝手にそれらを使用することで、地球に負荷をかけ過ぎてきた 。プルサーマルはまだ様々な問題が解決された訳ではない、それでも導入する、これは今(現在)さえよければ良いというあまりにも身勝手な人類の論理であり、化石燃料を使い始めた頃の人類よりも劣る論理の展開ではないかと思うのは私だけだろうか。便利だから、我慢が嫌だから、楽しい、・・・そんな我儘はもうそろそろ自粛しないと、地球もいつまでも大人しくはしていられない、そんな気がする。