粘菌といえば、南方熊楠がその研究者として有名だが、「粘菌が、迷路などのパズルを解くこと証明した」ことで2008年にイグ・ノーベル賞を受賞した北海道大学電子科学研究所教授の中垣俊之は、粘菌という単細胞生物に知性があることを主張した。
「知性」というと英語圏では「神様が人間だけに与えたもの」と捉えられているため多少反論はあったようだが、確かに「原始的な知性(primitive intelligence)」がそこには認められた。
思考するとはどういうことで、考える力とは何か、悩むとはどいう状態になることをいい、迷うとは、途方にくれるとは、ひとつの細胞でもわれわれと同じように悩み試行錯誤する中で、最適化を図っていると思うと“生きる”ということは何とも深い。
「知性」というと英語圏では「神様が人間だけに与えたもの」と捉えられているため多少反論はあったようだが、確かに「原始的な知性(primitive intelligence)」がそこには認められた。
思考するとはどういうことで、考える力とは何か、悩むとはどいう状態になることをいい、迷うとは、途方にくれるとは、ひとつの細胞でもわれわれと同じように悩み試行錯誤する中で、最適化を図っていると思うと“生きる”ということは何とも深い。