百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

巣立ったツバメは?!

2006-08-21 22:58:11 | 季節
巣立ったはずのツバメさんが四羽、まだ畑に!!!ほぼ成鳥と同じような体格をしているのに、電線にとまって親鳥が捕食した餌が届くのを待っている!親鳥が来ると両手(両羽?)をバタバタさせピーピーと鳴く姿は、巣立つ前とほぼ同じ・・・ということは実は巣立ってなかったりして。
ツバメは、嘴も小さく、外敵も多い。だから人間社会としっかり共生していく 中で子育てを丁寧にする。ちょっと過保護じゃないのと思うぐらいじゃないとなかなか生きヅライ世の中なのかもしれない、人間社会と同じで。でも厳しい自然としっかり向き合って生きていく為には、一日も早い本当の巣立ちが必要になってくる。子供達は懸命に自分探しをしようとしているのに、人間社会にはそのタイミングがわからなくなっている親が多くなっているのでは?!

ツクツクボウシ

2006-08-20 22:37:07 | 季節
もう夏も終わり???大変高校野球も盛り上がり、決勝戦も大変いい試合。明日行われる37年振りの決勝戦の再試合は、あの太田幸司の三沢と松山商以来というからには球史に残る試合になること間違いなし!!!
でも高校野球も終わると、もう夏も終わり・・・そういえば、最近は日の出も遅く、日の入りも早くなってきた。とうとう蝉の中で一番おそく鳴き出すツクツクボウシのツクツクオーシ・ツクツクオーシという鳴き声も聞えてくる。この声は夏の終わりを告げる風物詩ともいわれるが、特に夕方よく鳴くこの声を聴くと、子供の頃感じた『残り少ない夏休み』の物悲しさを想い出す。

那智勝浦

2006-08-19 20:03:03 | 料理
那智勝浦を訪れる機会に恵まれた。
今回の和歌山訪問は、柴田さんの育てた無農薬・無化学肥料栽培の大豆と小麦を使ったお醤油を作ってくださっている藤野醤油醸造を尋ねるのが大きな目的だ。
お忙しい中、藤野醤油醸造の那須社長は、私達を温かく出迎えて下さり、材料である無農薬大豆への思いや目指すお醤油屋さんのイメージについて話され、清掃の行き届いた清潔感溢れる工場内やそれぞれ歴史のある設備の紹介をして頂いた。私達百姓も育てたものをどういう方に加工して頂いているのか、またどんな思いでお仕事をしていただいている方なのか知る機会に恵まれたことを嬉しく思ったが、社長も私達の突然の訪問を大変歓迎して下さり、今度は是非、滋賀県でお逢いしたい!と硬い約束をして別れた。
那須社長の・緊張感を持ち・常に感謝の心を忘れずに・我が身を捨てて業に尽くす!という仕事に対する真摯な姿勢は大変勉強になり、更なる精進を己に厳しく行わないと次のステップアップには繋がらないことを今一度再認識したのだった。
藤野醤油醸造元へは http://www.fujino-syoyu.co.jp/
※写真は本州最南端の町・串本の橋杭岩

夢の扉

2006-08-17 23:21:18 | 農業
2006年7月9日(日)pm6:30~TBSの『夢の扉』で早稲田大学の森有一教授の画期的な新素材『ハイドロゲル』を用いた新農法が紹介された。
『ハイドロゲル』とは紙おむつなどに使われている高分子吸水性ポリマーから作られたゲル状の物質で、その吸水性は驚くほどすごい。ある日、畑にたくさん棄てられている野菜をみて、その新素材の特徴を活かし、農業を変えられないかと、その新素材『ハイドロゲル』をフィルム状に加工し、それを、農業用の液体の上に張り、その上で野菜を栽培しようというのである。
その方法は、野菜本来の根張りを良くし水分と肥料分をしっかり根から吸収させるだけではなく、水温の調整がしやすいことや土を使わないため雑菌の発生が少なく、無農薬栽培が容易に出来、農家は労力やコストの軽減が図れる。
森氏が番組中でこのハイドロゲルを用いて『きつい農業から楽しい農業へ!! 』の転換を図りたいとおっしゃった言葉には僕も思いは同じである。
『ハイドロゲル』を利用することで、宇宙での植物栽培が可能になる日がまた、一日早くなったそんな気がする。

お盆

2006-08-16 22:38:42 | 季節
お盆とは?? やっぱり先祖のみなさんが帰ってくる時期?! お盆とは、正しくは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」のことで、略してサンスクリット語の"ウラバンナ"を音訳したもの。「地獄や餓鬼道に落ちて、逆さづりにされ苦しんでいる」という意味で、そのために供養をするのが、盂蘭盆会。(裏があるから表もあるというものではない?!)盂蘭盆会は7月の15日を中心に、13日を迎え盆、16日を送り盆といわれ、13日から16日までの4日間が、お盆の期間。東京中心には新暦7月15日、旧暦の7月15日を中心に実施する地域や、関西は月遅れの8月15日を中心にお盆をつとめる。14,15日は、精霊は家にとどまり、16日の夜、家を去り、帰ってゆく。この時には、迎え火と同じところに、今度は送り火をたき、帰り道を照らして、霊を送り出す。これを、「送り火」といい、有名なのが京都の五山の送り火。
今年はお墓参りにも行っていないので、仏壇でゆっくり手を合わせ、お経を読むことに。

ミニトマト!!

2006-08-15 18:39:05 | Weblog
最近ミニトマトの注文をわざわざ遠方から頂くことがある。本当にありがたいことだ。注文を頂くとこんな写真のように小さな箱に入れて郵送させて頂く。最近は郵便局も宅配便のように便利になっていて、比較的低料金でしかも早く希望の時間帯に配達してくれる(郵政民営化の影響?!)ので安心して頼むことが出来る。千円/キロで決して安くはないものをわざわざ注文して頂ける“喜び”は百姓にとってはかけがいのないもので、まして送った後にお礼の葉書を頂くこともあり、こうなると百姓冥利につきる!!もっともっと美味しいものを育てられるよう来年はあれもしてこれもして・・・と思いは早くも来年の圃場のイメージづくりに繋がっていく!!

夏休み・特別企画!

2006-08-14 18:58:30 | Weblog
今年の夏休みは、長女(高三)が受験+相変わらずの貧しさゆえに、近場でしかもこんなお盆に、暑い中、USJに家族で来ています!!体温を超える気温の中、元気なのは小三の三女だけ!あとはみんなダレダレで・・・年々体力はなくなるし、ホントは山かどこかでしっかり涼をとりたいところですが、子供達のスケジュールの合う適当な時期もなく、近場で子供達が楽しくって・・と考えると、子供達も三人で年齢も17~8歳と幅が広いとなかなか簡単にみんなの希望にそえる楽しく夏休みの過ごし方が思い付かず、結局は三番目の娘の熱い思いでUSJに・・・暑さと人の多さに圧倒されながら、なんか田舎でも、この前のフェスティバルのような大仕掛けなものでなくとも、皆で楽しめ、ユックリ過ごせ、少し自然や食、農、環境について話し合える機会があれば、もっと楽しい夏休みの過ごし方になるのでは??と思うのですが。でもこういうところに来て、みる子供達の元気な笑顔には、なかなか他では出会えないもので、ついつい近場の手軽なゴラクで済まそうとする、これもいわゆるファーストフードかッ?!来年はもっとスローな夏休みを過ごせるように工夫したいなぁ!!そういえば昨年はルストノさん宅でBBC&カヌーしたっけ!!もう一年経つのか、早いなぁー。

野っぱらフェスタ2006(感想編)

2006-08-13 23:26:56 | 農業
大勢のお客様をお迎えし、無事終了した『野っぱらフェスティバル2006』は、山や風、緑や唄声、火や水を体感出来るなかなかの楽しいイベントだった。
里山の自然と共に歩む百姓や村人、自然農を目指す若者や音楽を楽しむ気の合う仲間たち、田舎や自然、昔や健康を意識した都会の人達とのホンの一瞬(ひととき)のふれあい・・・
現実はまだまだ一瞬(ひととき)ではあったが、今後はどう融合し、どう発展(展開??)するかがポイントかなぁ。
(※写真は当日のライブの模様)

野っぱらフェスタ2006

2006-08-11 22:20:32 | 農業
いよいよ明日開催となった『野っぱらフェスタ2006』(湖北町上山田)に、ユリサファームも小さなお店を出店させて頂きます。ご都合のつく方は、当日券(前売りが1,000円/当日が1,500円)の発売もされるそうなので、是非お越しください。
当店の一押し商品は・100%トマトジュース 次に・フローズントマト そして・100%トマトピューレ です。あとは通常、販売させて頂いているミニトマト(100円/100g)も10kばかり持参する予定です。どうぞご期待ください。
※詳しくは7/1のブログ『野っぱらフェスタ2006の案内』をご参照くだされ。

2006第二回琵琶湖塾開催

2006-08-11 00:18:42 | Weblog
昨日、前全日本女子ソフトボール監督・宇津木妙子さんを招いて第二回琵琶湖塾は開催された。「あまり過去を振り返らない、現在をどう生きるかが一番大切!!」と語る宇津木さんではあったが、今までの人生を簡単に振り返った1時間弱の講演をまずされ、その後、会場内に自らがマイクを持って降り、塾生達と活発なディスカッションを・指導者とは!・男女の違い・悔しさをバネに!等様々な視点から熱くされ、大いに盛り上がった第二回目であった。
塾終了後開催された車座懇談会にも参加され、『自分に負けるな!!(自分に厳しく!!)』『相手の目線に立て!』『多くの方々に感謝し、謙虚たれ!!』と塾生達と現代社会の抱える課題等も例に上げながらじっくり話し込まれ、参加した塾生達の中には終了後握手を求める姿も見受けられた。
次回は9月13日(水)あのイー・ウーマン代表・佐々木かをりさん(今年は『シゴトのバイブル 入門編』、昨年は『佐々木かをりの手帳術』)を迎えて、・シゴトとは・生きるとは、決して甘くないが、決して辛くない彼女のシゴト術についての講演を頂き、またみんなで議論出来ればと思います。当日パスも発行する予定ですので、ご都合のつく方は是非共お越しください(当日パスは先着順ですが・・・)。