百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

大寒

2020-01-20 23:44:19 | Weblog
「大寒」といえど、穏やかな天候で、
仕事は進む、有り難い、ありがたい

先日、「細胞は音楽を聴くのか?」という人がいたが、2年ほど前に京大の先生がそんな内容の発表をされていた旨を伝えると、その方は「やっぱりそうか」と深く頷かれた。
トマトの栽培でクラッシックを聴かせる農家やワインの醸造所で樽に音楽を聴かせている醸造家は知っていたが、味噌や醤油等、発酵食品にはすべて発酵を促進する(熟成が進む?)音楽と抑制する音楽がある(音楽を聴くのか微生物と嫌いな微生物がいる⁈ともいえると思うが)ようで、その先生は『細胞が可聴域の音に対して遺伝子応答が起こること』を論文にされている。
しかし可聴域である必要はあるのか?等、疑問が残るところもある。細胞が聴くのか、振動を拾うのか、どういう環境を好むのか、実際に微生物に訊ねてみたい気がする。

家族を想うとき

2020-01-20 07:14:31 | Weblog
ケン・ローチ監督の新作「家族を想うとき」をやっと観ることができた。
内容はなんとも現代社会の大きな渦に飲み込まれていく家族の悲惨な話だが、
「gig economy」は資本主義社会の中でどういう位置付けで、将来どういう意味を持つのか、
町山智浩氏曰く「非正規という言葉をこの国から一掃する政策を掲げた◯◯政権により、厚労省内は非正規という表現を使わないようにとの通知がなされた。オリンピックは非正規雇用どころではない無給のボランティア十数万人の炎天下の滅私奉公に頼って実施され、その斡旋や研修を請け負う派遣業者が税金から莫大な利益を受ける。」
よく考えなくてもわかることだが、お金がそんなに偉いのか!そういうことに気がつかないと、真面目な人ほど日々に埋没してしまう。それは砂地獄のようなものだ、喘げば喘ぐほど底なしに沈んでいく。人との交わり、人の“やさしさ”“あたたかみ”に代わるものは、この世には無い
植木等が戦後の高度成長期に必死で働くサラリーマンを「気楽な稼業ときたもんだッ!」と笑い飛ばした。そんな無責任さも大切な気晴らしになるのではないだろうか

和紙の里 その2

2020-01-18 20:44:36 | Weblog
「井上雅彦」さんもなんと、手すき和紙を実践していた。
なんでも挑戦される方だ。
そういえば6年前の展覧会では、出展作品のメインを飾るひとつとして、面積で世界最大級となるであろう手漉き和紙にガウディの世界観を筆で描いた作品を展示されていた。
その手漉き和紙には、福井県越前市の上山製紙所が制作した高さ3.3m×幅10.7mにも及ぶ「平成長尺大紙」が使用されたという。
その当時の資料をみると、柳瀬彦左衛門氏(上山製紙所代表)中心に、職人14人と井上氏の事務所のスタッフ4人が巨大な簀(す)を取り囲み、柳瀬氏の掛け声を合図に縦3.3メートル、横10.7メートルの簀を波打つように動かす、大切なのは漉き手が呼吸を合わせることだそうだ。
井上氏は「波が強く、大変だった。腰が痛い。」と紙すき後コメントを残したという。
「時代と共に変化するのが伝統だ」と言った人がいた。カタチはかわりながら、必ず残したい文化のひとつだ。

あれから25年

2020-01-17 23:17:08 | Weblog
あれから25年
防災意識やボランティア精神等、高くなった意識はあるものの、あれほど大きな自然災害にあってわれわれは何を問いかけ、何を志向したのか?
何も変わっていない価値観、ますます酷くなる経済優先の社会構造、決して他者と寄り添おうとしない自己優先の思想等々、人類はそんなに偉くないことに早く気づかないと、いづれ地球から排除されるだろう
資源を持たない国だから、国民の負担する電気料金を少しでも安くしたいから、という理由で推進してきた原発は今や、決して安い電気料金とは言えなくなってきている
再稼働のための安全対策費、施設の維持費、廃炉費用の総額が約13兆4569億円に上ることが先日15日に発表されている
今後、費用はさらに膨らむ見通しで、最終的には電気料金に上乗せされるため長期の国民負担とならざるをえない
安いと言って始めたことだが、結局は高くつく、権利関係でやめるにやめられない、みんなわかってあるのに誰もが言わない
理解して納得した中での推進するのではなく、いつの間にか誰かの思惑で勝手に進められていく
われわれは尊い生命と引き換えに頂いたものをしっかり両手で受けとめて、私利私欲ではなく未来永劫、すべてのものが「よしッ!」といえる環境づくりに、まずは自らが取り組まなければならない気がしてならない
1月17日の記憶をしっかり刻み、日日精進!

和紙の里

2020-01-16 22:35:23 | Weblog
福井・越前和紙の里を訪れる
全国各地にある和紙の産地の中でも1,500年の歴史を誇るところは珍しいという
和紙すきの体験もできるが、さまざまな和紙の販売も行われている
和紙もいろいろな形で暮らしを支えていることにあらためて気づく
文具屋さんにもいろいろな洋紙はあるが、和紙のもつ“やさしさ”や“あたたかさ”は独自の日本の文化であり、繊維が長く、かつ強く、寿命が長く、独特な風合いは大切な“宝物”といえる

小正月

2020-01-15 22:12:02 | Weblog
今日は「小正月」
「小正月」は鏡開きで、左義長を行い、小豆粥を食べる
鏡開きは、お正月の鏡餅を下げて食する
左義長は「どんど焼き」とか「とんど焼き」とかと呼ばれ、正月飾りや書き初めを燃やす行事で、その煙に乗って書き初めが天高く舞い上がると字が上手になるという(私の書いたものはは、お陰様で一度も天高く舞い上がったことはない)
その左義長の火を家に持ち帰り、小豆粥を炊いたり、焼き餅などを食べると一年間無病息災で過ごせるともいわれる
「小正月」が15日、当然「大正月」は1日ということになる

時の流れ

2020-01-14 21:42:38 | Weblog
カチカチカチ・・・
久しぶりに音のする時計だ
ふと見上げてみると
何か変だなぁ
あれ時間が違っている?
今は午後1時30分前のはずなのに・・・
10時33・・・何か違う⁈
文字盤が違っている
鏡に映っている⁉︎ のか?
いや、そうではない
秒針が逆に(所謂時計回りと逆に)回っている
時の流れが逆になっているようで
今は今だが、未来が過去で、過去が未来、つまりこれから過去がやってくるような錯覚に陥る
時はあくまでも流れている、流れ続けているが、時には止まって過去に行ってみたい気がしないでもないし、みらいから過去をみることも大切なのかもしれない

陽光

2020-01-13 21:18:26 | Weblog
今日は穏やかな一日だった。
「雪が降らない」
冬がこのまま終わるわけがない。
梅の花芽が膨れ始める。
今年は2月に大雪が降るのだろうか?
昨年暮れにカメムシが多く発生したという、
やはり2月に大雪なのだろう。

一休和尚

2020-01-12 20:42:01 | Weblog
一休和尚が面白い
私の「一休和尚」は、アニメの「一休さん」のイメージが強いが、先日、ある方が、「本当の一休さんは、なかなか世俗にまみれていたらしい」と言っていた。
少し調べてみると
「一休和尚年譜」「狂雲集」「清庵語録」等
の中に、いろいろ逸話が記載されているようだ。
今年は、一休さんを少し学んでみたい。

wolf moon

2020-01-11 22:59:26 | Weblog
昨夜は今年最初の「満月」だった
こんな1月の「満月」をネイティブ・アメリカンは「wolf moon」と呼ぶ
2月に繁殖期を迎える狼たちが、なかなか食べ物にありつけない1月の寒空に遠吠えをする様からそう名付けられたという
自然と共に生きる、そういう姿勢を感じることができる
自然は厳しい、そんな自然と共生する、
自然に寄り添って生きる、
生きるというよりも生きさせて頂く、
そんな思いが大切だと思うのだが、
最近の世相は自然環境を破壊しない、
あくまでも主体が人間、人類にあることに違和感を感じるのは私だけだろうか?