春を待つ弘前城

初めて冬の弘前城へ行ってきました。この時期は訪れる人もほとんどなく、ひっそりとその姿を休めていました。

追手門から天守を目指して弘前公園内へ入ることにします。正面から入ろうとしたら、「頭上注意」の張り紙があり、屋根からの落雪防止のため脇道へ迂回して入門。新しい発見がありそうな気配がします。

市民広場、弘前城植物園（現在は閉館中）などを散策しながら歩くこと１０分。見覚えのある赤い欄干と天守が目の前に現れてきました。３月中旬とはいえ未だ真っ白な雪に抱かれた天守は、モノトーンの絶妙なコントラストで私を出迎えてくれました。

　 　

天守のある本丸からぐるり３６０度辺りを見渡すと、西方向には別名津軽富士と呼ばれる「岩木山」がその雄姿を見せてくれます。間近で見る岩木山は迫力抜群で、その昔から津軽富士と呼ばれていることに妙に納得！？

お花見では大賑わいの弘前城ですが、春を待つお城が白雪に抱かれひっそりと佇んでいる姿はこのお城の新しい一面を私に見せてくれました。