7月ももう半ば。青森もすっかり季節は夏になりました。ほほをなでる風も爽やかを通し越し、日中はジリジリと強い日差しが身体を照りつけています。
そういえば7月20日は「海の日」。その発祥は青森にありました。先日カメラ片手に街中を散策していたところ、「海の記念日発祥の地」と書かれた記念碑を見つけました。
場所はJR青森駅から海上散歩のラブリッジを渡りアスパムへ。アスパムを通り過ぎて東側はずれに位置している聖徳(しょうとく)公園内にあります。
もうひとつの石碑には「海の記念日」発祥由来について書かれていました。
碑の内容について、改めて記します。
『明治九年七月十六日、明治天皇東北ご巡幸の岐途 明治丸で青森港を出航、函館を経由横浜港に安着される。
ときに七月二十日。昭和十六年、この日を海の記念日と定める。
このたび、海の記念日五十回を記念して東京商船大学のご好意により明治丸の主錨を複製し、海の記念日発祥の地であるこの地に展示し、その由来を後世に伝えるものである。
平成二年七月十六日
青森港管理事務所
青森港振興協会』
今まで何気なく見過ごしてきた碑ですが、なんと明治初期に明治天皇がこの地にお着きになり北海道へご巡幸されたという出来事に改めて歴史的重さと意義を感じました。
末筆ながら、沖縄・九州方面の方にはこのたびの台風等により甚大な被害が生じたことに対して、心からお見舞い申し上げます。