aosugiブログ/「青森の今」を探索

青森の四季・まつり・イベントなどを気ままにゆるやかに紹介しています。

三内丸山遺跡の発掘現場拝見!

2016-08-10 05:39:33 | 青森散策

8月9日、久しぶりに「特別史跡 三内丸山遺跡」に行ってきました。有名な巨大六本柱は変わることなく青空に向かい堂々と佇んでいました。今回は少し見方を変えて撮影してみましたが、近くで見るとますますその大きさ・高さ・太さにビックリしますね。これを作ったのが今から5500年前~4000年前の縄文人であることを思うと、彼らの技術・智恵に改めて感心してしまいます。

 巨大六本柱01

 巨大六本柱02

 

偶然にもこの日は特別説明会(第38次発掘調査最新情報展 新発見溝状遺構)があり、めったにお目にかかれない発掘現場を拝見できるということで早速参加しました。

女性研究員の懇切丁寧な説明を聞きながら、発掘現場を見て回っていると縄文時代に時間が戻った錯覚に陥ります。各時代ごとの地層がはっきりと重なりあい、その地層のところどころに縄文土器が突き刺さっているのがすぐ目の前にあるのです。思わず説明を聞き忘れるほど夢中になって覗き込んでしまいました。

 遺構入口

 研究員による説明を受ける

 

下の写真は今朝(8/10)発見されたばかりの「やじり」です。なんと研究員の方が本物を直接手の平に載せてくれました。小さいわりにはずっしりとした重さがあり、今でも使いそうな出来栄えに感激~!!!

 発見されたばかりの「やじり」

 発掘中の作業員の方々

 

下の写真は有名な「縄文ポシェット(レプリカ)」。 この中にはクルミのかけら(写真の左下)が一個入っていました。編み方は「網代(あじろ)編み」といわれ、今でもこの手法は使われているそうです。凄いですね!

 縄文時遊館に展示されているレプリカ

 

 この日は青森では珍しく昼前から30℃越えとなり、広大な三内丸山遺跡を炎天下散策していたらたっぷりと汗をかいてしまいました。熱中症対策として麦わら帽子を被り、持参した氷入りの水をガブガブ飲んでの1時間30分でしたが、まっ青な青空に白い雲が幾重にもたなびき、遠くに目をやると八甲田山の稜線がくっきりと浮かび上がり、足元はむせ返るような草の緑に目のやり場がないほどの自然美を満喫できました。

 遺構より巨大六本柱を望む 

 今度は真冬に再訪したいものです。乞うご期待!?

 


ねぶた大賞ほか各賞決定!

2016-08-06 06:28:57 | 青森の祭り

ついに2016年度のねぶた大賞ほか各賞が決定しました。

◎総合賞

【ねぶた大賞】

最高の栄誉である「ねぶた大賞」に輝いたのは、【蝦夷ケ島 夷酋と九郎義経】《製作者:竹浪 比呂央、団体名:JRねぶた実行プロジェクト》です。

ねぶた大賞とは、ねぶたの製作を重点的に、かつ運行・跳人、囃子(はやし)などを総合的に勘案し最も優れている団体に与えられる賞です。

 

 【知事賞】

ねぶた大賞に次ぐ賞です。

今年は【俵藤太と竜神】《製作:北村 隆、団体名:ヤマト運輸ねぶた実行委員会》が受賞しました。

 

【市長賞】

知事賞に告ぐ賞です。

今年は【箭根森八幡】《制作者:竹浪 比呂央、団体名:青森菱友会》が受賞しました。

 

【商工会議所会頭賞】

今年は【陰陽師、妖怪退治】《制作者:北村 麻子、団体名:あおもり市民ねぶた実行委員会》が受賞しました。

 

 

【観光コンベンション協会会長賞】

今年は【忠臣蔵】《制作者:北村 蓮明、団体名:日立連合ねぶた委員会》が受賞しました。

 

◎部門賞

【運行・跳人賞】

ねぶたの運行と跳人(はねと)が最も優れている団体に与えられる賞です。

今年は【ヤマト運輸ねぶた実行委員会】が受賞しました。

 

【囃子(はやし)賞】

ねぶたの囃子が最も優れている団体に与えられる賞です。

今年は【日立連合ねぶた委員会】が受賞しました。

 

◎制作者賞

【最優秀制作者賞】

ねぶた製作が最も優れている制作者に与えられる賞です。

竹浪 比呂央

(蝦夷ケ島 夷酋と九郎義経、JRねぶた実行プロジェクト)

 

【優秀制作者賞】2名

・北村 麻子

(陰陽師、妖怪退治、あおもり市民ねぶた実行委員会)

 

・北村 隆

(俵藤太と竜神、ヤマト運輸ねぶた実行委員会)

 

受賞ねぶたは、8月7日午後7時15分からの青森花火大会会場でねぶたの海上運行(はしけにねぶたを載せて海上を練り歩く)に参加することになります。

受賞された制作者の皆様、団体の皆様、まことにおめでとうございます。

 

 


青森ねぶた いよいよ明日開幕 前夜祭大いに盛り上がる

2016-08-01 23:09:50 | 青森の祭り

8月1日、青森ねぶた祭に先立ち前夜祭が行われ、会場は大いに盛り上がりました。時間前に会場(ラッセ・ランド=青森市安方2-1)に到着したにも関わらず、すでにお目当ての駐車場はおろか、歩いて5分以内の駐車場はすでに「満車」。あたりをグルグル回るのも時間の無駄と思い、徒歩10分以内のとある県営駐車場に愛車を止めました。(この判断、大正解でした!)

10分足らずの間にますます見物客が増え会場近くの道は大渋滞、人も大混雑。なんとかメイン会場へたどり着きましたが、そこも人垣でいっぱい。一体どこから集まってきたのかと思わず地団駄を踏む思いでした。

 会場入口

 

 それぞれの技を競い合う

会場では、笛・太鼓の囃(はやし)方の技を競って、白熱の戦いが繰り広げられており、各団体の応援団が額に汗して応援していました。汗のにじむ顔とかすれてしまったしわがれ声に思わず大きな拍手を送ってしまいました。・・・本当は演技者への拍手をすべきなのでしょうが?

コンクールが終わると、後はねぶた見学と思いきや、まずは腹が減っては戦さができぬとばかり、屋台にはあっという間に長蛇の列ができました。

 大賑わいの出店

次はお目当てのねぶた見学。

 ねぶたの迫力に酔う見物客

飾られたねぶたの一つひとつに歓声が上がり、家族揃っての写真撮影があちらこちらで行われ、有名な撮影会のようでした。

 ねぶたを前に記念撮影

 可愛らしい金魚ねぶたと記念撮影

天候に恵まれた今日の「青森ねぶた前夜祭」。2時間足らずでしたが、暑い夏を熱くする「日本の火祭り=ねぶた祭」を明日に控え、だんだんと胸の鼓動が高まってくる今宵でした。

 


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