以前から気にかけていた場所のひとつに、「藤田記念庭園」がありました。それは弘前城の南西に位置しており、以前から訪れてみたいと思っていたところです。
無料駐車場に車を止め、西案内所で入場料300円を支払って早速入ることにします。
入った途端、自分の目を疑ってしまいました。自分の思いとはかけ離れたスケールで、庭園の草木が飛び込んできたからです。ここはまるで別世界!
庭園の中の木々は日差しをさえぎり、心地よい風を私の身体を吹き流してくれます。池の中を覗くとミズスマシが水面をスイスイ泳いでいます。思わずジーッと見てしまいました。
歩みを進めると、何やら水の音が聞こえてきます。何と庭園内に滝がありました、驚きです!
さらに歩みを進めると、異常に大きな藤の木がありました。長い間の風雪を感じさせる大きさと太さをご覧ください。
次はメーンの洋館と和館に到着。いずれも国指定登録文化財となっているとのこと。和館は書院造りでこのうえなく落ち着きのある佇まいでした。そして、座敷にはなんとあの有名な後藤新平自筆の書け軸がドーンと鎮座(?)しています。
次に、受付で案内された「水琴窟(すいきんくつ)」 へ向かいました。水金琴窟とは、明治時代に盛んになった仕掛けの一つで、水鉢から落ちてゆく水滴が地中に響き、それが琴の音のように聞こえるとのこと。わたしも早速柄杓(ひしゃく)で水打ちをすると確かに地下から澄んだうつくしい響きを体験できました。それにしても心安らぐなんとも言えない不思議な音色でした。
あれこれ見廻っているうちに、一周してしまいました。
改めて全景を見ていると、私の前に赤トンボが一匹飛んできてすぐ前の草むらに止まりました。もう秋が近いのですねェ~。
藤田記念公園については → こちら