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啓子は独身時代会社の上司と不倫の仲になり、結局それ以上の進展などある訳はなく、引きずられるのが嫌になり、経理課にいた武志を自分から何度も誘って結婚を決断させた。
武志は内向的で友達をつくれる男ではなく、まして女性から積極的にいい寄られた事など全くなかったので、とまどいながらも彼女の魅力には勝てなかった。
これだけ外見のよい美しい女性がなんで地味な自分に近づいてくるのか、何か理由があるのだろうと考えてみても、いざ夜を共にすることを想像するだけで気持ちが一杯になってしまう。
つき合いだしたころは実際夜はうまくいかず、武志は全く自信をなくしていて、啓子に終始リードされる有様だった。
それでも結婚まで行けたのは、彼女の意志が強く、あらゆる段取りを全て1人でこなし式も無事に終えた。
ただ、挨拶の締めくくりに職場の元上司が話し出した時、啓子が一瞬涙ぐんだのを武志は見逃さなかった。
新婚旅行も啓子はいつもの活発さは全くなく、ただおとなしく従っているように見え、武志は不安と疑惑に苛まれていくだけだった。
新婚生活は普通に過ぎ、啓子は仕事と家庭を上手く両立させていたが、武志は順調にいけばいくほど懐疑的になり、興信所に啓子の調査を依頼するまでに思い詰めていた。
その興信所から10日たって調査報告書が送られてきた。
それによると、啓子は短大を卒業して商事会社に入社、1年後に当時の上司である営業課長と不倫関係になり、約2年続いた後別れ、その後すぐに人事課長と関係を持ち、3年続いた後別れ会社も退職している。
武志と結婚したのは辞める直前で、寿退社の形になっている。
この事実が分かってから武志のうつ病が始まった。
丁度2年で離婚したが、夫婦らしい生活を送ったのは半年足らずで、後は家庭内別居状態で終わったのである。
啓子はその後仕事を転々と変え、風俗関係も経験してきた。
しかしそれも30才までだった。
武志は内向的で友達をつくれる男ではなく、まして女性から積極的にいい寄られた事など全くなかったので、とまどいながらも彼女の魅力には勝てなかった。
これだけ外見のよい美しい女性がなんで地味な自分に近づいてくるのか、何か理由があるのだろうと考えてみても、いざ夜を共にすることを想像するだけで気持ちが一杯になってしまう。
つき合いだしたころは実際夜はうまくいかず、武志は全く自信をなくしていて、啓子に終始リードされる有様だった。
それでも結婚まで行けたのは、彼女の意志が強く、あらゆる段取りを全て1人でこなし式も無事に終えた。
ただ、挨拶の締めくくりに職場の元上司が話し出した時、啓子が一瞬涙ぐんだのを武志は見逃さなかった。
新婚旅行も啓子はいつもの活発さは全くなく、ただおとなしく従っているように見え、武志は不安と疑惑に苛まれていくだけだった。
新婚生活は普通に過ぎ、啓子は仕事と家庭を上手く両立させていたが、武志は順調にいけばいくほど懐疑的になり、興信所に啓子の調査を依頼するまでに思い詰めていた。
その興信所から10日たって調査報告書が送られてきた。
それによると、啓子は短大を卒業して商事会社に入社、1年後に当時の上司である営業課長と不倫関係になり、約2年続いた後別れ、その後すぐに人事課長と関係を持ち、3年続いた後別れ会社も退職している。
武志と結婚したのは辞める直前で、寿退社の形になっている。
この事実が分かってから武志のうつ病が始まった。
丁度2年で離婚したが、夫婦らしい生活を送ったのは半年足らずで、後は家庭内別居状態で終わったのである。
啓子はその後仕事を転々と変え、風俗関係も経験してきた。
しかしそれも30才までだった。
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