毎週小説

一週間ペースで小説を進めて行きたいと思います

武蔵野物語 24

2008-02-26 20:21:31 | 武蔵野物語
暦の雨水、を迎えると、昼間は10度を越える日がようやく訪れて、徐々に三寒四温の春型の気圧になっていくのだろうが、誠二の気分は真冬の木枯らしが吹きつけている最中だった。
その雨水に入った日、敦子が病院を抜け出すという騒ぎがあった。
昔の国分寺湧水を集めた野川沿いを、天文台から野川公園方向に歩いているのを発見されたのだが、ジャージのスウェット上下にダウンジャケットを着て、スニーカーもちゃんと履いていたので、計画的な脱出だったようだ。
誠二の待つ?自宅に早く戻らなければ、と近頃母親によく話していたそうで、思いつめていたのだろう。誠二は何か起きるのではないか、とこの頃恐々としていたが、当たってしまった。彼女の母と共に何回説得しても聞かないので、その日は自宅に連れていき一泊させる事にして、何年振りかで二人きりになった。
夕食も自分で作ると言い張るので、ともかく逆らわず好きにさせておいた。
22時を過ぎたので早く寝かそうとしたが、片付けが有るから先に風呂に入って休んで下さいと言われたので、まだ眠る気がしなかったが、布団に入っている内うとうとしてきた。
どの位時間が経ったか分からないが、一眠りして意識が戻ってくると、部屋の明かりは消えていて、敦子もすぐ傍に寝ているらしく、軽い息遣いが聞こえてくる。
喉が渇いたので、冷蔵庫にあるミネラルウォーターを飲んで布団に戻ると、敦子も目が覚めたらしく寝返りをうって背中を向けている。
その内お互いの背中が自然に触れると、敦子が向きを変えて、腕を誠二の首に絡ませてきた。
誠二は困ったと思うと同時に、新しい興奮を感じていた。いま此処にいる妻は全く別人の女性を意識させ、緊張感も高まっていた。
「明日、病院に戻るから、もう寝たほうがいいんじゃないの」
「だから、いましかないでしょう」
「もう休もう」
「いやよ」
話し方も違っている。
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武蔵野物語 23

2008-02-17 20:23:24 | 武蔵野物語
ゆりこの想像は大体当たっているのではないか。
父はやはり客の一人として扱われているのであって、個人的な感情は別で、一方的な片思いで終わりを告げる、きっとそうなんだ、年取ってからの失恋はショックも大きいとよく聞くが、その時はどうやって対処しようか、等と考えながらテレビを見ていると、東京マラソンの中継をやっている。車が大幅な交通規制を受けているが、おかげで普段人が通れない都心を目一杯走る事が出来て、浅草寺の前では芸者衆が楽器を奏でながら応援をしたり、人が中心になっている東京フェスティバルだと思えば、こういう一日は貴重なのかもしれない。
父は昨晩もかなり遅くなったらしく、10時近くになってもまだ起きてこないので、簡単なお昼ご飯を用意しておいて、表に出てから誠二と連絡を取り、南大沢で落ち合う事にした。陽の光は強くなってきているが、相変わらず乾燥した冷たい風が吹き抜けていたので、南仏をイメージした丘にあるレストランカフェに入った。
「病院には行ってるの?」
「週二回ペースかな」
「具合はよさそうなの」
「この頃、すごくまともな話方をするんだ」
「あなたのことが気になって、いい刺激になってるのよ、きっと」
「僕が変わってきているのを感じて、何かをしなければと考えている様なんだけど」
「あなたが表に好きなひとをつくったって、分かるのよ女は」
「彼女は思いつめる性質だから」
「怖いの?」
「不安定になって、おかしな行動にでなければいいがと思ってね」
「あちらのお母さんとは連絡をとってるんでしょうね」
「昨日電話をしたら、もう大丈夫だから早く退院したいって、敦子がしつこく言うので困ったと話していたよ」
「お医者さんは何と言ってるの」
「いまは無理だと、病状の事はあまり話したくなかったんだけど、いま個室に入れているのは、夜中になると裸で歩き回ったりするので・・」
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武蔵野物語 22

2008-02-16 16:35:35 | 武蔵野物語
ゆりこはこの頃、夕飯の支度を殆どしなくなっている。
父は 椿 に入り浸りで、週一回位しか早く帰ってこない。土曜日は何時になるか分からないので、さっさと寝るようにしている。
あまりにも父の方が入れ込んでいるのが気になって、誠二にあの女将の情報を頼んでおいたのだが、ようやく少しづつだが、耳に入るようになってきた。
酔客相手の商売だからしょうがないのだが、案の定、男のうわさが幾つか出てきた。
まずあの店は、彼女の名義になっている。どうやって手に入れたかはまだよくわからないが、通いつめている誠二と同じ会社の社員に聞いたところ、必死になって貯金をしながら料理屋を転々と働いてきて、あとは親の財産を先に分けて貰い、お蔭で店が持てた、と本人が話したそうだ。だが、店のアルバイトの女性に奢ってやりそれとなく問いただすと、女将さんは経理が苦手で、売り上げにはあまり頓着していない、趣味で商売をやっているかの様にのんびりしている、きっといい旦那さんにでも買って貰ったんじゃないですか、あの美貌だから、と羨ましがっていたとの事である。
ゆりこと誠二はお互いの地元近くを避け、新宿で会っていた。
「どこまでが本当か、まだまだね」
「でも、そのアルバイトの娘にだね」
「あなたの同僚が仲よくなっちゃったの?」
「それは、まあそうかもしれないけど・・時々22時過ぎ頃になると、60過ぎ位の、品のいい男性が現れるそうだよ」
「お金持ちそうの」
「そう、その人が来るとあのママ、いや女将は仕事そっちのけで付きっきりになってるんだって」
「やはりスポンサーなのかしら」
「それが普通なんだろうね」
「その他には、何か分かったの?」
「週二回位、40代後半のいい男が一人で飲みに来るそうだけど、いやに仲よさそうにみえたって話もあるよ」
「やはり一筋縄じゃいかないわね」
「まだあるよ」


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武蔵野物語 21

2008-02-14 10:01:37 | 武蔵野物語
この冬の関東地方は週末の度に雪に見舞われ、暖冬の続くここ数年とは趣を異にしている。
当然ゆりこの住んでいる多摩地区は、東京でも寒い方の上位にランクされるだろう。それでも2月上旬になると、百草園で梅祭りが開催されはじめ、普段は通過する電車も臨時停車する様になると、春は近づきつつあるのだろうな、と雪の残る公園や橋の向こう側にある民家の屋根を眺めながら、いつもの風景との違いに新鮮さも感じている。
その厳しい寒さそのままに、ゆりこと誠二の問題もこう着状態になっていた。
誠二は今年に入ってから、敦子の病院には精々週一回程度しか行かなくなり、まだ彼女は別居の話を伝え聞いていないらしいが、離れている分勘が鋭くなってきているのか、たまにしか来ない事にはなにも触れない。
それどころか、いままで親に甘えてばかりで、あなたの面倒はなにもみていない、これでは失格ね、暖かくなって元気なったら、母の元には戻らず、家に帰りますからそれまで辛抱して下さい、と言うのである。
いままでにしたことのない気配りに、彼女なりの危機感があるのだろうか。
そういえば誠二は数年前、あの子は霊感の様なものを持っている、と敦子の母から聞いた事がある。
きょうは日が悪いから外出しない方がいい、と言い出して家に居ると、行く予定だった目的地で交通事故があったり、いつもの通り道の工事現場で、大きな落下物騒ぎがあったと話していた。
夫に別の女性ができた、ともうとっくに感じ取っているに違いない。
誠二は背中に寒気を覚えた。敦子は控えめでおとなしいが、自分の信念を絶対に曲げない頑なさを持っている。表面上は夫を立て従っているが、結果は自分の思い通りにならないと気が済まない性格に、以前ゆりこが、奥さんは別れてくれないわよ、とささやく様に話していたのを思い出した。
一方ゆりこの父は、益々あの女将と深みに入っていく様だった。
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武蔵野物語 20

2008-02-09 21:51:17 | 武蔵野物語
誠二の話を聞いた後自宅に戻ると、父がせわしなく何か準備をしている。
「お父さん、どうしたのですか?」
「明後日30日から元旦まで出掛けてくる、帰りは2日の夕方になりそうだから、ゆりこもゆっくりするといいよ」
「雅子さんとご一緒ですか」
「まあ、そういうことに」
「いいですねえ、仲むつまじくて」
「だから、ゆりこも自分の事だけ考えて、な」
私はそんな楽しそうな年越しになりそうもありません、と言いたかったが、そうですね、と答えておいた。
大晦日は父の期待?通り、誠二をゆりこの家に呼ぶ事にした。
聖蹟桜ヶ丘駅から一緒にバスに乗り、桜ヶ丘公園の少し手前で降り、ひじり坂を聖ヶ丘橋に向かって腕を組みながら歩いて行く。今日も通りに人の気配はなかった。
「私、最初にあなたとあった日、図書館に行く途中、公園で絵を描いている後姿を見ていたの、そうしたら戻ってきた時あなたに道を聞かれたでしょう、なにか縁みたいなものをその時すでに感じていたの」
「僕はきみに話しかけた瞬間、胸の中で音がしたんだ」
「どんな音?」
「どんなって・・やはり、ときめきっていうのか、鳴ったんだよ、それで少しでも多く話さなければと思って道を聞いたんだけれど、何処に行くかはどうでもよかったんだ」
「この坂道のお蔭ね」
「いい場所だね、いつもこうやって歩いていけたらなあ・・・」
「二人の未来はあると思う?」
「それは二人でつくっていくものでしょう」
「そういう状況になっていればね」
「努力します、これからあちらと話し合いの機会をできるだけ持ち、僕の考えを伝えていきます」
「きっと奥さんは別れてくれないわよ、女としての勘だけど、だから無理をしたり、あせったりしないで冷静に考えてね、私は、いまはこれで充分だから」
ゆりこは、このゆるやかに長く続く坂道を、二人の行く末になぞらえていた。

             -第一部-
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武蔵野物語 19

2008-02-06 19:37:45 | 武蔵野物語
父は、椿 にゆりこを呼んでからというもの、夕飯の支度はもういいとか、遅くなったら電話でいいからとか、家に帰さない様な発言が多くなってきた。既成事実でもいいから早く結婚させてしまおうという魂胆らしい。それこそいつになるかはともかく、可能性はあるだろう。
その年の瀬、正月休みの予定をぼんやり考えていると、誠二からちょっと困った事になったので相談に乗ってほしい、と連絡してきた。翌日は仕事納めの日だったので、早めに会社も退けて、その足で誠二の家に向かった。
「何があったの?」
「一昨日病院に寄った後、敦子の母親の所に行ったんだ」
「それで」
「まあ、これから先の話を漠然としたんだけれど、このまま別居させてくれないか、とお願いしてみたんだ」
「よく言ったものね」
「できるだけ丁重にお願いしたつもりなんだけど」
「お母さん、怒ったの?」
「見捨てるつもりですかって」
「そう言うでしょうね」
「そんな話をしている内に、感情的になってきて、10代の頃から症状は表れていたのに隠していたんでしょう、全部調べましたよ、と突きつけたんです」
「そう」
「そうしたら、あの子はあなたのことを愛しているんです、あなたしかいないんです、お願いですから見捨てないで下さい、とあまりにも懇願してくるものだから・・・」
「どうしたの」
「帰ろうとしたら、腕にすがってきて、なかなか離してくれなくて・・しょうがなく、強く振り払ったらその反動で後ろに倒れ、頭と腰を少し痛めてしまったんだ」
「じゃあ、入院したの」
「一日だけ入院させたけど、本人がもう大丈夫だといってきかないので、今は自分の家に戻っています」
「気をつけなければだめよ、こじれたら誠二さんの暴力行為が表沙汰になって、不利になるわよ」
「それがその通りで、病院や隣近所の人達に、娘の旦那に傷つけられたってふれ回っているんだ」
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武蔵野物語 18

2008-02-04 20:59:33 | 武蔵野物語
「一つ貰おうかな、皆で食べよう、ここのは美味しいからね」
父、賢がそう言ったので、お酒は一時中断してお茶が入れられた。
「あの、女将さんは独身なんですか?」
「はい・・いままで縁がなかったもので」
「それこそ勿体ないわ、これだけの女性を放っておくなんて」
「まあ、どうしましょう、こんなに褒められて」
雅子は賢に助けを求める様な眼差しを向けた。この二人はとっくに深い仲になっている。そう思うとゆりこは居づらくなり、1時間過ぎた頃、急ぎの買い物を忘れた事にして店を離れた。
一人歩いていると、どこに行ってよいかわからず、誠二にメールを送り、いつも立川で会うカフェで待ち合わせた。今日は早めに帰ろうと決めている。
「ごめんなさい、自分の都合で急に呼び出したりして」
「そんな事気にしないで、僕だって昨日一方的に呼んだのだから」
二人は思い出し、体の芯が熱くなるのを覚えた。
「さっき父と雅子さんに会ってきたのよ」
「仲よさそうだった?」
「とっても、私居場所がなくなった感じで、早めに出てきたの」
「そう、僕達の事なにか聞かれた?」
「そうなりそうだったので・・・今度は雅子さんの私生活を知りたいわね、いままで独身だって言ってたけど」
「随分美人だったなあ」
「そうでしょう、あれだけの女性が店をやっているのだから、いろいろあるのが普通じゃないの」
「男性が黙っていられないタイプだね」
「誠二さん、あのお店会社の人がよく利用するんでしょう、女将さんの噂も聞いておいてよ」
「営業はよく利用するから、同期の仲間から探ってみるよ」
ゆりこは何か納得いかない、心に引っ掛かるものを感じていた。父は普通のサラリーマンで、特別財産がある訳でもない。外見もごく並で、あんなに華やかで、商売もうまくやっている女性の目に留まるのが、どうも不思議だったのである。



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武蔵野物語 17

2008-02-03 13:16:32 | 武蔵野物語
ゆりこは結局誠二の家に泊まり、翌土曜日の昼過ぎに自宅に戻った。誠二の家を出る時辺りを見回したが、静かな住宅街で人の気配も感じられず、西国分寺駅までの真冬の帰り道が、また一歩誠二の中に踏み込んだ自分に、新たな決心を確立させていた。
家に父は居なかったが、食卓にメモが置いてある。
用事ができたので昼間は出掛けているが、18時過ぎには 椿 に行っているので来てくれないか、今日は空いているだろうから 
と書いてあった。
お店のママ、というか女将さんを紹介してくれるのだろう、父もいよいよ腹を決めたらしい、やはり嫉妬に似た感情がよぎったが、そのせいでゆりこもより積極的に誠二に接近していったのだから、踏ん切りをつけるきっかけにはなったのだ。
夕方になり、聖蹟桜ヶ丘駅のデパートで、菓子折りを一つ買って府中に向かった。
18時半頃お店に着いたが、父のほかにお客はいなかった。
カウンターの一番奥に座り、中には女将が一人で向かい合っている。
「やあ、早かったね、用事は済んだの?」
「うん、きょうはもう何もないから」
「ママ、娘のゆりこです」
「この間お会いしました、改めまして、雅子です、よろしくお願いします」
「ゆりこです、よく私のこと分かりましたね」
「以前に写真を見せて頂いていたので、すぐに気がつきました」
「この店はね、お馴染みさんでもっているんで、初めてのお客さんは目立つんだよ」
「お父さんは、いつもゆりこさんの話ばかりするんですよ」
「私の将来とか?」
「ええ、早く花嫁姿を見たいって、でもこんなに綺麗なのに、お相手がいないわけはないわよね」
「そんな、まだそこまでは」
「ゆりこはこの頃色っぽくなってきたよな」
「お父さん、酔ってるの」
「正直に言ったまでだよ、楽しみだな」
「賢さん、ゆりこさんから栗饅頭頂きましたよ、いま召し上がる?」

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武蔵野物語 16

2008-02-02 18:05:42 | 武蔵野物語
ゆりこは新宿のKデパート地下で、評判のお弁当を二つ買って20時過ぎに誠二の家に着いた。
「遅くなりました、お腹空いたでしょう」
「いえ、急に呼び出してすいません、あの、ご自宅の方は大丈夫なんですか」
「ええ、父には連絡しておきました、父も今日は遅くなるから夕飯はいいって言ってましたから」
ゆりこからの電話で、父は却って喜んでいるようだった。
「それよりも、何かあったのですか?」
「ええ、家内がまた入院しまして、以前にも暑さ寒さの厳しい時期になると入院した事があるので、春まで出てこれないかも知れません」
「そうですか・・」
ゆりこは、この病気は長い時間が掛かるな、とため息が出そうになった。
「それで、自分勝手で申し訳なかったのですが、どうしてもゆりこさんに会いたくなって、気持ちが抑えられなくなってきて」
誠二はそう言うと、いきなりゆりこを抱きしめてきた。
「ま、待って、そんなの、よくないわ」
ゆりこはうわべだけ拒んだものの、されるがままに任せていた。
食事の前に寝室に連れて行かれ、一方的に押し倒されたが、いままでの誠二にはなかった強引さに、新たな刺激を受けていた。
1時間程して、ゆりこが入浴を済ませ出てくると、誠二がばつの悪そうな表情で食卓に座っていた。
「家内・・敦子とはもう何年も普通の夫婦関係はありませんでした、あなたと出会って人生が変りました、本当の女性としての素晴らしさを教えて貰い、感謝、いや感激しています」
「そんな、感激なんて・・私、あなたの家庭に入り込んでしまった、罪つくりな女です」
「罪なんて、言わないで下さい、全ては私が負わなければならないのですから」
「これからどうしたいの?」
「あなたとやり直したいのです」
「そんな簡単にはいかないわ、病気の奥さんを放り出すの?」
「時間を掛けても何とかしたいのです」


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