人情

３日前、夜中に除雪車が通っていきました。雪が積もれば毎夜のこと、でもたしか昨日の夜から寒さが緩んできたからおかしいな～と、朝になって外をみてびっくり。

大きな雪だるまみたいな雪の塊が家の前にゴロゴロ。

「なんでーっ！」と憮然。

寄せるのは誰？私しかいない！溶けかかっていて水分をいっぱい含んだ雪の重いこと重いこと。

車庫の前と玄関の前を寄せるので精一杯でした。あんまり凄い塊なのでデジカメで写そうと外に出たら近所のおじさんがスコップ片手に通りかかりました。

「こんな大きな塊、寄せれないからこのまま」って言ったら
「しょうがないよな～」てな顔をして通り過ぎていきました。

でも正直な話、車の通行の邪魔になるんです。田舎の狭い道、車が交差するときただでさえ雪が邪魔をして道が狭くなってるので雪を寄せておいてもらえると助かるんです。

わかってるんだけど私の力ではどうにもならない、お日様に溶かしてもらうよりしょうがないと思ってました。

昨日はお休みだったけど風邪で調子は悪いし、雪を寄せることなんて頭になし。

今朝も車の中から主人に「この雪、寄せれないよ」

車椅子の主人は私に「雪を寄せて」なんて言えない。

でも今日の帰り道、主人が「誰か雪を寄せてくれた人がいる」と。

もう嬉しくてどこの誰だかわからないけど涙が出てきて....

家の前に着くと雪の塊がない。
主人がさっそく妹に電話、「雪、寄せてくれたのおめでねべ？」

返事はＹＥＳ。

日中、寒さが緩んで雪もやわらかくなってたので崩して散らばせてくれたんです。

嬉しかった。さっそくお礼に行って来ました。

もう、今年は雪はいらない。