正直、車中泊にしようか迷ったが泊まって良かった、結局、仕事が終わってから出掛けた。由利本荘から秋ノ宮温泉を通り鳴子へ。大崎を通って石巻に抜けるルートにした。家を出発して直ぐに温泉ノートと地図を入れたファイルを忘れた事に気づいて引き返した、これが無ければ旅が出来ないのに出足からつまずいた
でもよく気が付いた事に
旅の目的は波伝谷と言う港で開かれる地元漁師さんたちの催事に参加する事、温泉を最低3箇所入浴する事、南三陸さんさん商店街の「春のきらきら丼を食べる事。
漁師さんたちの催事、398号線沿いの漁港だと言うので「行けば判るだろう。」と軽い気持ちだったが398号線を走れども走れども漁港は見当たらず、行き過ぎて戻ったが場所が判らず、戻り過ぎてしまい、又、戻って。。。。日曜だったけど南三陸町の役場に問い合わせしてみたが場所が判らず、看板とか案内も出ていないんじゃないかとのこと結局、催事に参加することは出来なかった。
役場のHPを見て「行ってみるか。。。」て決めたし、やるからには案内板を立てるとかしなくては場所が判らない。それでなくても震災の影響で沿岸地域は何処も工事の最中、地域の名前すら表示されていないところもあるし地域そのものが無くなったところもあるらしい。
沿岸線でもたもたして時間ロス、次に向かったのが石巻の女川温泉「ゆぽっぽ」、ナビに電話番号を入力したらピンポイントで表示されたので電話、「営業してます。」側まで行っているはずなのに此方も場所が判らない
再度、ゆぽっぽに電話したが、自分が何処に居るのかさえも分からない、自分が何処に居るのか判らなければ相手も判るはずがない。海岸線沿いで目立つ建物ももなく、災害仮設住宅のところでゆぽっぽに電話してみるがその災害住宅は判らないと言われた。暫く行くと大きなトンネル、またまた電話して「0000トンネルがあります。」「もう少し、走ってみてください。」
暫くすると着信がゆぽっぽから。「すいません、お客さん、行き過ぎてますから戻ってください。」
「大きな漁港の高台に4階建ての病院がありますから、そこを目印に側まで来たら電話してください。」
道路標示の案内板など全て津波で流されている。かなり行き過ぎていた
どこもかしこも工事中で道なき道を走っている感じガソリンは減ってくるし
あっちのほうかなと勘を頼りに向かうと何と偶然にゆぽっぽの建物、発見。でも駐車場が何処か判らない。再々再度、ゆぽっぽに電話、
「駐車場が何処か判らないのですが。。。。」
「4階建ての病院、判りましたか
」
4階建ての建物はあるか見た目、病院かどうかは判らない、何処にも00病院、なんて書いてない。
「看板も何もないので病院かどうかは判りませんがゆぽっぽの建物は見つけました。」
泣きたかった
駐車場は何処に駐車しても構わないのだと言う、ましてや昨日は日曜日、駐車場は満車、満車、満車で凄いことになっていた。此処でまた時間をロスしては溜まらないので温泉もパスして南三陸さんさん商店街に向かうべくまた398号線を走った。
石巻の港前は何処も工事中、被災地域で今の所、ナビが通用しないところも多々、何もかも津波が流してしまった。
奥に見える4階建ての建物が病院、他から来た人は病院だとは判らない。