ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

大関魁皇のこと

2010-01-13 17:36:13 | スポーツ一般
 大関魁皇が幕内808勝を達成した。これは史上最多の大記録になる。同期の力士には曙、若貴兄弟が居た。彼らは早々に最高位の横綱を努めて、そして30歳前後で引退している。しかし魁皇関は幕内最年長の37歳で頑張っている。これには綱の重責がなかったせいもあるだろうが、並み大抵の努力では出来ないことだと思う。

 新記録をかけた昨日の相撲相手は54度目の対戦となった、ともに古参大関として頑張った来た千代大海だった。彼を後ろから抱え上げ豪快に投げたあと、立ち上がった千代大海の背にそっと手を添えた。ライバルとして戦ってきた、戦友の寂しい引退を感じた瞬間でもあったのではないかと思う。

 そして何より魁皇関らしいと思ったのは、808勝しているが、さらに525敗137休の記録もあることだ。これもたゆまぬ努力を長く続けている勲章に違いがないと思うのである。

 気は優しくて力持ち。この人ほど「お相撲さん」らしい力士が少なくなった相撲界、強い日本人力士の実現するまで、是非とも頑張り続けて欲しいと思う。
コメント (6)
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