ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

香川照之の歌舞伎デビュー

2012-06-05 16:04:32 | 独り言
 今日の午後のTV番組は俳優香川照之の歌舞伎界への新たなデビュー劇に沸いている。幼少の時から父親の市川猿之助(今回猿翁を襲名)とは断絶状態で育ちながら、近年には劇的な和解が成立していた。

 既に映画やTVドラマ界では日本トップクラスの俳優の位置を占めながら、今回、父親の歩んだ歌舞伎界に身を投じた背景には並々ならぬ覚悟があったものと推察される。一般的には幼少の時から歌舞伎役者として育てられるのが通例な中で、46歳にしてこの世界に飛び込んだ覚悟の程が、襲名披露口上で痛烈に感じとれたのでした。

 本来は澤瀉屋市川猿之助の名代を、こちらもTVドラマなどでもお馴染みの従兄弟の市川亀治郎が襲名する運びの中で、市川猿之助の長男に当たる香川照之の歌舞伎界デビューの話が出て来たのである。同時に孫にあたる香川の長男政明がやはり市川團子として歌舞伎界にデビューする。

 今回彼が襲名した市川中車の名代だが、小生の記憶に間違いがなければ、若い時に観た歌舞伎の中で先代は渋い脇役の歌舞伎俳優として数々の舞台に出ていた筈である。今回の襲名披露の話があった中で改めて思い出している。

 もちろん46歳の年齢で歌舞伎界にデビューする新市川中車の将来を危惧する声があることも分かるが、NHK大河ドラマの中で岩崎弥太郎や正岡子規役を演じた素晴らしい演技を観ている我々には必ずや歌舞伎役者としても大成するものと信じているのである。

襲名披露のTV画面から。新市川中車と新市川猿之助である。

                       
                                          

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