今日の夕方、電車の中で大変な場面に遭遇しまいました。
目的地の駅まで10分ちょっと。
村上春樹を読みながら、目的地に着くのを待つ、ふつ~の乗車タイム。
そこに突然「大丈夫ですかっ」と、瞬時に異常を感じるほどの大きな声。
顔を上げると、さっきまで普通に座っていた若い女性が四肢を突っ張らせ、棒のようにまっすぐに!
口から泡を吹きながら、全身が棒のようになっているので、
座席からすべり落ちるようになり、周りの人が支えながら、
車内の床にとりあえず、横にさせました。
すぐ近くにいた女性の「あかん!誰か!誰か!」の声に、誰かが何かのボタンを押したのか、
電車は急停車。
その間にも、発作が起きている女性の顔はみるみるうちに紫色になっていき、
このまま、死んでしまうのではないか、私は何をしたらよいのか、
でも、何をしていいのかわからず、私も軽いパニック・・・。
一時、呼吸も止まっていたようでしたが(隣にいた男性が、呼吸を確認してくれていました)、
少しずつ意識が戻ってきたら、今度は、機械仕掛けのように両手を大きくさすり始めました。
何をしていいのか、何をしてはいけないのかわからないので、
ただ、顔中に広がった唾液をティッシュやウェットティッシュで拭いて、
手を握るだけ。。。
居合わせた女性が、彼女の意識がはっきりしてきたので、
「以前にこういうことはありましたか」と聞いていましたが、初めてだそうです。
家に帰って来て、ネットで調べたら、
どうやら、てんかんの発作の症状に似ていました。
部分痙攣をおこしたり、全身をつっぱらせたり、時には呼吸が止まり、
顔が紫色になったり、と。
突然、発作が起こるかわり、自然に意識も戻るそうで、
発作を起こしたからと言って、致命的な事態に陥ることはないのだとか。
本人にも、その間の記憶はあまりないそうです。
周りの方が驚きますね。
養護学校の教諭いわく、そういう時はただ待つしかないのだとか。
しいて言えば、誤嚥を防ぐため、顔を横に向けるくらい。
彼女が今どうしているか、ちょっと気になります。