またまた、興味深い記述を発見しました。
今回読んだのは、
出産の大御所大葉ナナコさんの
産んで良かった「高齢出産」
35歳以上を丸高とくくっていた時代からは大きく変わり、
今や、30歳半ばで初産を経験する女性の数も増加。
彼女の言うところの高齢出産→ミッドライフ出産には、
いろいろな良い面もあり、高齢出産に不安を感じている女性への
エールが詰め込まれた本
中でも、特に興味深く勇気付けられたのが、
結婚5年以上を夫婦二人で過ごした夫婦には、
「二人で行動することが多い、夫への愛情が深くなる」傾向が妻に高くなるそう。
結婚当初はラブラブだったのに
妊娠し、出産すると、妻は子供の世話で手一杯
とても夫の面倒を見る余裕もなくなるのか、
夫の非協力的態度に愛情も冷めてしまうのか、
結婚当初のラブラブモードに、もはや妻は戻れないとか・・・
この悲しい現実、
周囲の友人の状況で多くのケースを見ているだけに、
寂しい・・・・・・・・。
ある統計によると、
出産後の3年間の
夫の家事・子育て協力度により、
結婚11年後の夫婦の愛情は大きく様変わりするようで、
あまり協力的でなかった夫の場合、
(結婚後、じきに子供を授かったとして)
子供が小学生中学年を越える頃、
「生まれ変わったら、絶対、今の夫とは結婚しない」
「夫と離婚しても、別に(気持ちの上での)問題はない」
と考える妻が圧倒的に増えるそう。
逆に、協力的だった夫の場合、
「生まれ変わっても、また今の夫と結婚したい」
と思う妻が多くなる傾向があるのだとか。
仕事が忙しい夫を気遣って、子供の夜泣きを気にして夫婦別室にした
友人もいるけれど、良かれと思ってしたことが、
夫婦の協力の場を減らしてしまうことに繋がっていくのかもしれない、
と思うと、何だか、皮肉なものです
そもそも、全く違う思考回路を持った男女がペアになって暮らすということ、
一筋縄ではいかないことも沢山ありますね。
男の人には、
ある問題が起こったとき、人の力を借りずに自分だけで解決しようとする
自己解決思考
が
強いらしく、
そこから、
「オーダー(要求)がないということは、ニーズがないということ」
と考えるのも、無理はなく、
対して、女性は、助けを必要としている人の様子を察して、
すっと手を差し伸べる能力に長けているのだとか。
自分も含め、
女の人に多い?
「ここでこうしてくれたら嬉しいのに」
「手伝ってくれればいいのに」
と言った無言の要求は、
こんな男女の一般的な差から、彼らにはほとんど通じないそうです
(中には、とても気のきく、殿方も多いですが
)
あああ。
そう言われてみれば、両親の喧嘩(というか、母の愚痴)も
この1点に凝縮されるような・・・。
しかし、十月十日を経ずして、
ある日突然、子供を家族に迎えた夫の心境として、
母性に溢れ、慈愛モード全開の妻へ
「自分も構って欲しい」とか、
「出来ない俺を嫌いにならないでいてくれる」自信に甘えたいがために、
赤ちゃん返り似のような状況にもなりがちなのだとか
そんな風に思うと、ちょっといじらしくもなったりしますが、
欲を言えば、一緒に悩んだり、喜んだりする時間をもう少し欲しいですね。
(現代のサラリーマンは、働きすぎだ!
)
子供は勿論欲しいけれど、
やはり、好きで結婚した夫と、仲睦まじく添い遂げたい
何だか、とても考えさせられた本でした