風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

うたの木 seasons "オーケストラ"

2005-11-03 | 渡辺美里
うたの木 seasons "オーケストラ"も終わったので本編の感想だ。10/10の人見、10/16の川崎に行ってきた。

ステージ上で新日本フィルの人が席に着き各自音のチェックなどする。いよいよ始まるという緊張感が心地いい。指揮者の竹本泰蔵さん、音楽監督でありピアノ担当の斉藤恒芳さんに続き美里が登場。葡萄色のスーツに黒地に銀ラメのマフラー。すっと立つ姿が美しい。

seasonsというタイトルが示すようにコンサートの構成は四季をなぞったもので日本の四季を美しいことばでうたいたいという思いが込められている。そして今の季節、秋からうたが始まる。

「椰子の実~旅愁~赤とんぼ」のメドレーそして挨拶。気持ちよすぎて半分寝てしまった。そのあと「ムーンライト ダンス」「egoism」「シンシアリー[Sincerely]」、重苦しいのが続きますがと言っていたけど息を詰めて聴いてしまった。「egoism」は川崎ではやらなかった。「秋の気配」の"あのうただけは ほかの誰にも うたわないでね"という歌詞、これはミュージシャンの恋ですねと言ってた。美里がうたう「秋の気配」は切ないんだけど晴れた秋空のようだ。そして新曲の「No Side」にぐいぐい引き込まれる。V20が終わって2日後に書き上げられた「No Side」の歌詞をひとつひとつ確かめるように聴く。終わりは始まり、いい言葉だ。

秋のうたをたっぷり聴いて冬のうたとなる。「No Side」の歌詞から年々早くなるクリスマスソングじゃないけど一番早いクリスマスソングをお届けしています、とのこと。「ペチカ~悲しいね~きよしこの夜」のメドレー、「世界で一番遠い場所」で前半終了。「世界で一番遠い場所」は新年のうただったんだね。

15分の休憩を挟んで美里が黒のドレスに鮮やかなオレンジ色のボレロを身につけて登場。重厚な雰囲気なのでハロウィンのカボチャに見えてしまう。スマン。

「My Love Your Love」、「My Revolution ~第2章~」この2曲はオーケストラにぴったりだ。ってそうだよね。ディズニー映画「Toy Story 2」から「When she loved me」、女の子が大きくなってもう僕(オモチャ)を愛してくれなくなっちゃって昔は愛してくれてたのにっていう歌だ。歌詞は日本語で。気がついたらもう春真っ盛りで「卒業」だ。花は散るらむ。

美里と言えば夏!夏と言えば美里!「ソレイユ」、「恋したっていいじゃない」、「夏が来た!」「サマータイムブルース」と立て続けだ。大きな声で一緒に歌いたい歌だけど美里の声も聴きたいぞ。夏の終わりがやってきて後半終了。

アンコールで「故郷」「いつか きっと」、川崎ではアンコールがなくてこの2曲が後半にくっついていた。

一緒に歌おうと促されれば歌ったり、「ソレイユ」で手を振ろうと言われればLive Love Lifeの手の形(親指、人差し指、小指を伸ばして中指、薬指を曲げる)をつくって一生懸命最後まで手を振ったりしちゃうんだけど、それよりももっと美里の歌を真剣に聴きたいっていうのが本音かな。

今回、服装のことでどんな格好で行ったらいいのか悩んだ人も多かったようだけど、ぼくは人見にはブレザーにネクタイ、川崎にはジーンズで行った。川崎ではうたの木のCDジャケットでおなじみの犬のcomomo(ぬいぐるみ)3匹がタキシードを着てステージのテーブルに鎮座してた。やっぱりオーケストラには小綺麗な方が似合うと思った。次回のオーケストラはビシッとして行こうと思う。

ミューザ川崎は見栄えも音も素晴らしいのでカメラが入っていた。来年のDVDなんかで観ることができるかもしれない。
コメント (2)
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