10/10(日) 曇りのち晴れ
朝目覚めると雨は上がっていた。天気予報を見ると回復に向かっているようだ。よかった。バイク旅は雨が降るのと降らないのでは全く違う。
コウタロウさんとBの01さんの前夜の探検の話を聞いた。夜の町に如何わしいものはなくコンビニまで行ってアイスを食べて帰ってきたそうだ。やっぱり。コンビニが開いててよかったね。
地元魚沼産こしひかりの新米で朝ご飯をしっかり食べる。ご飯が美味しく兄さん方の胃袋は大きく保温ジャーが空になって隣のテーブルの保温ジャーを侵略した。ちなみにごはんは食べ放題だ。よく食べ、よく遊ぶ。もちろん平日はしっかり働く、たぶん。
おなかがいっぱいになったら今日の予定を立てる。昨日走る予定であった魚沼スカイラインを走ることにする。Bの01さんは田子倉湖経由で帰るとのことなので魚沼スカイラインをみんなで走る算段だ。
出発は9:30。早い方ではないがこんなもんだろう。昨日の雨でまだブーツの中は湿っぽいがヘルメットと薄手のグローブは乾いていた。宿の娘さんだろうか、小学校低学年と思われる女の子が我々の出発を見送ってくれた。空耳かもしれないが我々を見てしきりにかっこいいと言っていたような。やっぱり空耳か。
魚沼スカイラインの走り出しは道幅が狭く草が両側に生い茂っていてまた林道かと思わせる雰囲気であった。しかし暫くするとそれは間違いであったことに気づいた。そこはまぎれもないスカイラインであった。最初の展望台で休憩ししばらく写真撮影。4カ所ある展望台の最後の展望台で落ち合うことにして各自のペースで走る。2車線になったり1車線になったりするが展望は素晴らしい。いいなと思うとつい行き過ぎて良い撮影ポイントで止まるのは難しい。
魚野川によってできた平野を右に見下ろしながらスカイラインを行く。今年の夏は暑かったが秋は急にやってきた。
魚沼スカイラインは是非晴れた日に絶景を見ながら走りたい。そして最後の展望台に到着した。Bの01さんとはお別れだ。これから雨雲の中へ向かう彼の後ろ姿に合掌した。
R117で長野に入ってすぐの道の駅信越さかえで昼ご飯とした。vansさんとコウタロウさんは山菜蕎麦を僕は山菜うどんを食べた。vansさんがソフトクリームを食べている間に野菜の直売を見ていたら新鮮で安い野菜が売られていたので大根2本、梨4個、なめこを購入してパニアに押し込んだ。ここの道の駅は活気があった。
ぬめりとシャキシャキ感がたならない大きななめこであった。味噌汁やサラダでいただいた。
そしてK502で奥志賀を目指すのだが、ここで事件が発生した。国道から入って左へ向かって走っていると首に虫が当たった。虫がぽろりと襟元から胸に落ちたので逃がそうと胸に触った途端に激痛が走った。あたたたたたたっっう!!!虫はまだ服の中でもぞもぞやっている。マジかよ~。
ここでパニックになると非常に危ないので速度を落として停車した。そして大急ぎでジャケットを脱いで下着の中をのぞいたがどこに虫がいるのかわからない。どこだ?どこだ?と探していると胸元から明るい色をした足長蜂らしき奴が飛んでいった。
胸には鋭い痛みが残っている。急いで持っていた虫さされの薬を塗ったが、アレルギー体質なのでアナフィラキシーショックが心配だ。ふー、落ち着こう。
先に行った2人を追いかけると前から2人が戻ってきてきてあっちあっちと手振りで言っている。どうやら道を間違えたようだ。
あっ、行っちゃった。。。すれ違う2台のバイク。しばらく様子を見ることにしてUターンして着いていった。呼吸困難や心拍数の乱れはないようだ。よかった。
結局胸を4か所ぐらい刺されていて1週間ぐらい腫れとかゆみが残った。後で調べたところ正しい処置は毒は水に溶けやすいので、刺されたらすぐに指や爪でつまんで毒を押し出して水で洗い流すのが効果的だそうだ。もちろん病院には行った方が良いとのこと。
野沢温泉への分岐点の手前から野沢温泉方面を臨む。
ここはまだ紅葉しておらずこんな花も咲いていた。調べてみるとノコンギクらしい。
奥志賀に入ると急に山が色づいた。霧も出てきた。奥志賀林道もフリー走行となった。思い思いに霧の切れ間と鮮やかな紅葉を求めて走った。
紅葉は見頃だ。これが青空だったらもっと映えるだろう。
ちょっと肌寒いのでフリースを着て腰にカイロを忍ばせた。秋から春のツーリングにこいつは外せない。腰に貼ると気持ちいい。
黄色いもみじ
R292に出ると紅葉を楽しむ人の車で混みだした。急に視界が明けて絶景を見ることができた。横手山ののぞきと呼ばれる場所だ。まるでおとぎの国のようだ。緑の絨毯に赤や黄色の木々が散りばめられている。今だけの景色。やっぱり四季のある国はいい。
これまた箱庭のような芳ヶ平を渋峠から望む。
同じく渋峠から白根山方面を望む。ここは何度も訪れているが湯釜にはまだ行ったことがない。来年あたりは訪ねてみよう。
草津の交差点まで1km程渋滞でまいった。ガソリンを満タンにして帰りのルートを考える。つまごいパノラマラインで帰ることになった。愛妻の丘に着く頃陽が沈んだ。浅間山を望む。
西の空には上弦の三日月が昇っていた。
さて、どのルートを通って帰ろう。湯ノ丸を通って小諸ICから上信越自動車道が最短だ。ここでコウタロウさんから提案があった。地蔵峠から林道を通ってチェリーパークラインに行きましょう。夜景も綺麗かもしれないしブログも面白くなるから、なんてことを言っていたと思う。vansさんは夜の林道(ダート5km)と聞いて乗り気ではない様子だ。僕は2回通ったことがあるのでダートと言ってもフラットでしまってますよと言った。3人の意見もまとまり一路地蔵峠へ。
真っ暗な林道入り口に着くと通行止めであった。やっぱり真っ暗だから走らなくて正解だったかもしれない。
横川SAで休憩。帰宅が遅くなりそうなのでここで夕飯となった。久しぶりに横川の釜飯を食べた。釜飯を食べながら列車の旅で駅弁を食べたいなと思った。もちろんビール付きで。
高速は時間がずれた為比較的空いていた。高坂SAで最後の休憩をしてまったりと高速を流して帰った。どうにか日が変わる前に家に着いた。雨のツーリングは体力を消耗すると再認識した旅だった。1:30、vansさんから無事に家に着いたとメールが入った。こうして親父の遠足は無事に終わったのだ。
走行距離は833km、伴ちゃんのオドメーターは30,869kmとなった。
朝目覚めると雨は上がっていた。天気予報を見ると回復に向かっているようだ。よかった。バイク旅は雨が降るのと降らないのでは全く違う。
コウタロウさんとBの01さんの前夜の探検の話を聞いた。夜の町に如何わしいものはなくコンビニまで行ってアイスを食べて帰ってきたそうだ。やっぱり。コンビニが開いててよかったね。
地元魚沼産こしひかりの新米で朝ご飯をしっかり食べる。ご飯が美味しく兄さん方の胃袋は大きく保温ジャーが空になって隣のテーブルの保温ジャーを侵略した。ちなみにごはんは食べ放題だ。よく食べ、よく遊ぶ。もちろん平日はしっかり働く、たぶん。
おなかがいっぱいになったら今日の予定を立てる。昨日走る予定であった魚沼スカイラインを走ることにする。Bの01さんは田子倉湖経由で帰るとのことなので魚沼スカイラインをみんなで走る算段だ。
出発は9:30。早い方ではないがこんなもんだろう。昨日の雨でまだブーツの中は湿っぽいがヘルメットと薄手のグローブは乾いていた。宿の娘さんだろうか、小学校低学年と思われる女の子が我々の出発を見送ってくれた。空耳かもしれないが我々を見てしきりにかっこいいと言っていたような。やっぱり空耳か。
魚沼スカイラインの走り出しは道幅が狭く草が両側に生い茂っていてまた林道かと思わせる雰囲気であった。しかし暫くするとそれは間違いであったことに気づいた。そこはまぎれもないスカイラインであった。最初の展望台で休憩ししばらく写真撮影。4カ所ある展望台の最後の展望台で落ち合うことにして各自のペースで走る。2車線になったり1車線になったりするが展望は素晴らしい。いいなと思うとつい行き過ぎて良い撮影ポイントで止まるのは難しい。
魚野川によってできた平野を右に見下ろしながらスカイラインを行く。今年の夏は暑かったが秋は急にやってきた。
魚沼スカイラインは是非晴れた日に絶景を見ながら走りたい。そして最後の展望台に到着した。Bの01さんとはお別れだ。これから雨雲の中へ向かう彼の後ろ姿に合掌した。
R117で長野に入ってすぐの道の駅信越さかえで昼ご飯とした。vansさんとコウタロウさんは山菜蕎麦を僕は山菜うどんを食べた。vansさんがソフトクリームを食べている間に野菜の直売を見ていたら新鮮で安い野菜が売られていたので大根2本、梨4個、なめこを購入してパニアに押し込んだ。ここの道の駅は活気があった。
ぬめりとシャキシャキ感がたならない大きななめこであった。味噌汁やサラダでいただいた。
そしてK502で奥志賀を目指すのだが、ここで事件が発生した。国道から入って左へ向かって走っていると首に虫が当たった。虫がぽろりと襟元から胸に落ちたので逃がそうと胸に触った途端に激痛が走った。あたたたたたたっっう!!!虫はまだ服の中でもぞもぞやっている。マジかよ~。
ここでパニックになると非常に危ないので速度を落として停車した。そして大急ぎでジャケットを脱いで下着の中をのぞいたがどこに虫がいるのかわからない。どこだ?どこだ?と探していると胸元から明るい色をした足長蜂らしき奴が飛んでいった。
胸には鋭い痛みが残っている。急いで持っていた虫さされの薬を塗ったが、アレルギー体質なのでアナフィラキシーショックが心配だ。ふー、落ち着こう。
先に行った2人を追いかけると前から2人が戻ってきてきてあっちあっちと手振りで言っている。どうやら道を間違えたようだ。
あっ、行っちゃった。。。すれ違う2台のバイク。しばらく様子を見ることにしてUターンして着いていった。呼吸困難や心拍数の乱れはないようだ。よかった。
結局胸を4か所ぐらい刺されていて1週間ぐらい腫れとかゆみが残った。後で調べたところ正しい処置は毒は水に溶けやすいので、刺されたらすぐに指や爪でつまんで毒を押し出して水で洗い流すのが効果的だそうだ。もちろん病院には行った方が良いとのこと。
野沢温泉への分岐点の手前から野沢温泉方面を臨む。
ここはまだ紅葉しておらずこんな花も咲いていた。調べてみるとノコンギクらしい。
奥志賀に入ると急に山が色づいた。霧も出てきた。奥志賀林道もフリー走行となった。思い思いに霧の切れ間と鮮やかな紅葉を求めて走った。
紅葉は見頃だ。これが青空だったらもっと映えるだろう。
ちょっと肌寒いのでフリースを着て腰にカイロを忍ばせた。秋から春のツーリングにこいつは外せない。腰に貼ると気持ちいい。
黄色いもみじ
R292に出ると紅葉を楽しむ人の車で混みだした。急に視界が明けて絶景を見ることができた。横手山ののぞきと呼ばれる場所だ。まるでおとぎの国のようだ。緑の絨毯に赤や黄色の木々が散りばめられている。今だけの景色。やっぱり四季のある国はいい。
これまた箱庭のような芳ヶ平を渋峠から望む。
同じく渋峠から白根山方面を望む。ここは何度も訪れているが湯釜にはまだ行ったことがない。来年あたりは訪ねてみよう。
草津の交差点まで1km程渋滞でまいった。ガソリンを満タンにして帰りのルートを考える。つまごいパノラマラインで帰ることになった。愛妻の丘に着く頃陽が沈んだ。浅間山を望む。
西の空には上弦の三日月が昇っていた。
さて、どのルートを通って帰ろう。湯ノ丸を通って小諸ICから上信越自動車道が最短だ。ここでコウタロウさんから提案があった。地蔵峠から林道を通ってチェリーパークラインに行きましょう。夜景も綺麗かもしれないしブログも面白くなるから、なんてことを言っていたと思う。vansさんは夜の林道(ダート5km)と聞いて乗り気ではない様子だ。僕は2回通ったことがあるのでダートと言ってもフラットでしまってますよと言った。3人の意見もまとまり一路地蔵峠へ。
真っ暗な林道入り口に着くと通行止めであった。やっぱり真っ暗だから走らなくて正解だったかもしれない。
横川SAで休憩。帰宅が遅くなりそうなのでここで夕飯となった。久しぶりに横川の釜飯を食べた。釜飯を食べながら列車の旅で駅弁を食べたいなと思った。もちろんビール付きで。
高速は時間がずれた為比較的空いていた。高坂SAで最後の休憩をしてまったりと高速を流して帰った。どうにか日が変わる前に家に着いた。雨のツーリングは体力を消耗すると再認識した旅だった。1:30、vansさんから無事に家に着いたとメールが入った。こうして親父の遠足は無事に終わったのだ。
走行距離は833km、伴ちゃんのオドメーターは30,869kmとなった。