
ハワイの歌の魅力とは?
「Aloha」の精神が宿っていて限りなくナチュラルであって欲しい、ソフトでスリリング、ルーズでタイト、、、、
某レコード会社のスタジオでの「声を聞いただけでその人が何を食べてどんな生活をしているかがわかる」というディレクター氏の言葉がいつまでも記憶に残っている。
歌にはその人となりが現れるし、取り繕えば余計に嫌味が耳に残る、大げさに言えば人間性が出る。
「デニス・カマカヒ」が亡くなって1年余を経たようだ。
70年の「ワイメア・ミュージック・フェスティバル」というアルバムで「ナレオ・オ・ヌアヌウ」という若いバンドにいた。
後の「サンズ・オブ・ハワイ」で数々のヒット曲を書いた彼と同一人物とは、ぴんとこなかったものだ。
子息のデイヴィッドがウクレレを弾き、ジョージ・クオがスラックキー・ギターを、そしてベースをマーチン・パヒヌイが担った「Hui Aloha」
サウンドにハワイらしいゆったり感を感じた。
ジョージの律儀なプレイ、マーチンのタイム感とおしゃれなベース、
ここにカマカヒ親子の演奏が加わる喜びとか、幸せがなんとなく伝わってくるような映像。
それにしてもマーチンの歌はソフトだ。
親父さんを彷彿とさせる人間性が滲み出ているように思う。
「サンズ・オブ・ハワイ」と「ギャビィ・パヒヌイ」
ギャビィ・パヒヌイとマーチン・パヒヌイ、デニス・カマカヒとデイヴィッド・カマカヒ。
世代を超えて続く音楽の連続性、永続をファンたちは求めている。
Hui Aloha - 001
Hui Aloha - 002
Hui Aloha - 003
"Koke'e" Dennis Kamakahi and Hui Aloha