夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

スティール・ギターの魔力

2015年07月08日 | 音楽


スティール・ギターは難しい楽器だ。
バーを置いてピックで弾けばビヨーンという音が出るのだが、音程を正確にとり和音を綺麗に出しメロディを美しく奏でること、全てのコントロールが容易ではない。

どんな楽器も弾く人の性格が表れるものだが、スティールは如実に出る。
大雑把な人には向いていないかもしれない。

バンドにおいてはイントロや間奏など担当することからのべつまくなし弾いてしまう方も多い。
初心の方にその傾向が強い。

達人は美味しいところだけ弾くから演奏が際立つ。
繊細であり、ミストーンが少ない。

ギャビィ・パヒヌイはスラックキー・ギターで有名だが、ウクレレも素晴らしい。
そしてスティール・ギターの名演を残している。

歌心のある人がいいプレーヤーであると言っていいのかもしれない。

「Jeff Au Hoy」という人の演奏を聴いた時、この人は耳が良いと思った。
スティールは弾くし、ベースも弾く、歌も歌うし、、

ギャビィの演奏を彷彿とさせる彼の演奏を聴いているとハワイの土壌が如何に肥沃であるかと思わざるを得ない。


Jeff Au Hoy - Medley: Ku'u Ipo I Ka He'e Pu'e One / Makalapua (2014)

Jeff Au Hoy - Yellow Roses (2014)

Au Hoy Steel Guitar