夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

伝説のミュージシャンたち

2016年03月25日 | 映画


プレスリーにご縁があって過去の映像を見ているうちにドラマーのKさんから映画を見たとのお便りが来た
「レッキング・クルー ~ 伝説のミュージシャンたち ~」という映画だ

予告編にはブライアン・ウィルソンやらフィル・スペクターの映像があるし、流れている音源はマーケッツの「Out of Limits」ではないか
これは見に行かなければと思っているうちに映画館の上映は今週にも終了するらしい

マーケッツのシングル盤を買い求めて聴いていた大昔、卓越した演奏技術に驚いた
ドラムスにしてもサックスやホルン、エレキギターのサウンドが出来過ぎだった

当時は表紙の裏に書かれた簡単な説明書きしか情報を得る術はなく、どうやらスタジオミュージシャンが集まってできたくらいしかわからなかった
もちろんスタジオミュージシャンがどのような生態の人種なのかも知らない時代だった

ティンパンアレイ、どうやら音楽を製造する工場街のようなところがあって曲を書く人、演奏する人たちが毎日仕事をする
そんなところでできたアメリカの音楽に一喜一憂しているアジアの片隅に少年がいた、というわけか

マーケッツのサウンドも1日何曲というペースで出来上がったスタジオミュージシャンたちの作だったのだろう
映画はどうやらそのスタジオミュージシャンの子息がフィルムをかき集めて15年とかの歳月をかけ何十万ドルかの製作資金をかけてできたそうな

音楽ものを作るには著作権という厄介なものがあってハードルを上げる
著作権料が高いからレコーディングの選曲を変えようなどということが行われるくらいだ

ましてや「映画」というメディアに登場させるにはおそらく古い映像や音源をデジタル処理などするための費用がかかるのだろう
マニアは見たいと思うが、果たして一般人が映画館に足を運ぶのだろうか、という懸念もある


さてプレスリー、1957年頃のカントリータッチの作品があった
ジョニーキャッシュの番組にそっくりさんが出てこれを歌うというコミカルな映像があって聴衆がスタンディング・オベーションする

絶妙なコード進行と途中の台詞で泣かせる
エルビスのバラードだけ集めた映像がなんと100近くあるので驚いた

御多分に洩れずこれまではヒット曲しか聴いてこなくてごめんなさい
おそらくファンやマニアは全部情報を集めて聴いているのだろうなあ、と想像する

1930年代にできたこの曲、今聴いてなんの古さを感じない
いつか歌ってみたい

「君の胸の痛みがはじまるとき」を




映画『レッキンク?・クルー ~伝説のミューシ?シャンたち~』予告編

シェール 悲しきジプシー Cher Gypsies tramps and thieves

Andy Kaufman Does Elvis Presley



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