夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

自然薯

2014年11月02日 | 食・レシピ



自然薯は「トロロ好き」にとって究極の食材ではないか。
これ見よがしに並ぶ土産品を見つけると、つい買い求めたくなってしまうが、高い。

スーパーに並ぶ自然薯のほとんどは栽培したものだろうから、素人にも作れるはずだ。
じゃあ、作ってみようか。

初夏ホームセンターに並ぶ袋入りの苗ものは
「ミョウガ」「生姜」「ウド」「山芋」「アスパラガス」「タラの芽」などなど。

「タラの芽」は「トゲなしタラの芽」苗を入手して植えたら地下茎で増えていくことがわかった。
何もしなくともあちこちに顔を出してくれるのだが、期待する太さを実現するには年月がかかる。
そして案外繊細で枯れてしまう。

「生姜」や「ウド」も難しくてスーパーで買ってきたほうが手っ取り早い。
「ふき」も繊細だ。
「アスパラガス」は植えてしまえば毎年新芽が出てくれるが、年一回の収穫のためにどれだけの畑地を用意できるかが課題。

そして山芋と自然薯の袋入りが店先に並んでいた。
迷わず自然薯の方を買って植えてみる。
忘れた頃にツルが伸びてくるのだが、それが自然薯なのか山芋なのかがわからない。

11月に近づいた頃「私はここよ!」とばかり見事な山吹色に変わったハート型の葉が空に伸びている。
どうやら靴紐の先ほどの太さに成長したツルの下になんとかいただけそうな大きさの自然薯ができるようだ。

日本原産の自然薯、栄養価も高いらしいが、ひげ根を焼いて皮ごとすりおろしていただく風味が素晴らしい。
ツルにつく「ムカゴ」も珍味だ。
以前栗ご飯に入っていて感激したが、「ムカゴご飯」なんていうレシピもあるらしい。

山中で「自然薯」を見つける自信はないが、ある程度ツルが強靭で太く葉が流線型のハート形、「ムカゴ」が大きいのが特徴だろうか。

買ってくる方が手っ取り早い。
しかし面倒なプロセスがあるからこそ美味しくいただけるのも事実だ。