こんばんは。
今日は寒かったです。風もあって、ひんやり感じるくらいで。
仕事場は「暖房」入れていました。
それに、前に居た会社の唐津さんは今日から博多での仕事になって、同じくMAさんは別な建屋のお客様の本社で仕事することになって。なので、人数が減り、淋しくなってきています。仕事場が広くて寒~い。
【トランプvs中国】
トランプは「相互関税」の発動を90日間延期しましたが。
中国に関しては145%の関税を掛けています。対する中国も、125%まで引き上げ、引き下がる気配はありません。
関税がここまで上がるというのは「拒否」と同じことです。
ただ、トランプは「アメリカの消費者」などを考慮し、中国で生産されている「iPhone」などが関税で値上がりする懸念を払拭するために、スマホ、パソコン、半導体などを「適用除外」の例外にしました。
これは、「生産拠点をアメリカ国内に戻し」「雇用を拡大する」という「トランプ関税」の目的からすると逆行することです。
更には、自動車関税についても一部見直しを検討しているようで。アメリカのメーカーも部品を海外から輸入している関係で、大変影響を受けますからね。
そんな中、テスラは中国に工場を持っているので、中国で生産したEVに関しては良いのですが、販売台数は少ないのですが、最上位車種はアメリカ国内で生産し、輸出しているとのことで、中国の125%関税の対象になることもあり、中国国内での最上位車種の受注を停止したとのことで。
先日も書きましたが、中国は「アメリカ映画」の上映を減らしていくと宣言しています。関税を上げる措置は125%でストップしましたが。その他の部分でじわじわとアメリカを責めています。
そんな中で、更に強烈ではないかと思われる措置が。それは。
『中国政府“米ボーイングの航空機納入停止”追加関税報復措置の一環か 米メディア』(日テレNEWSより)
中国政府が国内の航空会社に対して、アメリカのボーイング社の航空機を購入を、今後一切購入しないよう命じたとのことです。更に、アメリカ企業から、航空機関係の部品を購入することもやめるようにと。
まあ、今の状況でアメリカから購入すると、中国政府の関税125%がかかることになるので大変高額になります。
中国は、ヨーロッパのエアバス社の航空機を中国国内で製造していたこともあり、その際の情報、技術、経験などで(日本では失敗した)国産旅客機もすでに国内で飛んでいます。
もちろん、ボーイングに固執する必要もなく、エアバス社製で十分です。
中国の航空会社は、民間と言えども、国営企業の様なものですから。
逆に大変なのはボーイング社の方です。
主力機のボーイング737MAXが、引き渡し早々に2度の墜落事故を起こし、再度販売できるまでには数年を要しました。
その後も、飛行中にドア部分が吹き飛んだりして、飛行機の品質にかんする疑問も出てきて。そして、労働組合のストで、生産数が激減したりと、経営的にも非常に厳しい状況にあります。
更には、飛行機にはエンジンが必要ですが、アメリカには「GE(ゼネラル・エレクトリック)」と「PW(プラット・アンド・ヒイットニー)」と2社ありますが、これも、元々高価なもので、予備エンジンも必要となるのですが、これも関税で高額になります。
他には、イギリスのロールスロイス製の航空機エンジンとなります。
トランプが「関税」をかけ、中国と貿易戦争をするのはいいですが、アメリカ企業が窮地に陥っても、それでも続けられるのか。
中国経済の状況は良くない中国ですが、「新型コロナパンデミック」の時に、「長期間のロックダウン」をやった国です。「対アメリカの国難」となれば、中国人民は我慢できるでしょう。
それに対して、アメリカ国民は我慢できるでしょうか。
その点では、アメリカより中国の方が「優位」であるような気がします。
「我慢比べ」に持ち込まれると、中国の方が有利かな。そんな気がします。
では、また。