ニワトリ、ウサギ、鯉、亀、私が生まれる前には山羊も飼っていたそうです
時々餌をあげたりしたことを思い出します
ある時飼っていたウサギがいなくなっていたことに気付き、祖父にそのことを尋ねるともういないと言われました
ウサギが消えた日、我が家の晩御飯は鍋でした
祖父にペットという概念はなく、生きる為の食糧を大切に育てていたのです
ウサギはいなくなったのではなく私の中(胃袋)にいました
あの時の悲しみと美味しさを今でも憶えています
生きるとは生けるものを食らうこと
ただそれだけです
人生は単純で複雑なことなんて存在しないことを祖父から学びました
皆さんこんにちは 熊殺し星和馬です
私と熊との戦いも佳境に入ってきました
下処理が無事(?)に終わったのでカレーとシチューの二品を作ります
カレーだったら子供も食べることができるんじゃないでしょうか
熊の肉と知らなければ❤️
【熊ちゃんカレー】
【熊さんシチュー】
獣、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、全く同じ食材で二品を作りました
最初に次女がやってきて熊ちゃんカレーを食べました
美味しいと言ってくれましたがまだ肉は食べていません
二口目、今度はお肉を食べました
すると
娘「変な味がする」
すぐに全ての肉を取り除いてあげました(ごめんなさい❤️)
やはり子供には早過ぎたようです
それでは大人の私は熊さんシチューをいただきます
まるでビーフシチュー、美味しそうです
ではお肉からいっちゃいます
「. . . 」
臭みはかなり抑えられたと思います
ですが何て言うんでしょうか
特に美味しいという訳でもなく、かと言って不味くもなく
肉の味は. . .やっぱり獣?
失敗したと思いたくなかったのかそのまま食べ続けました
↑負けず嫌い
ですが少しすると体から私に訴えかけてくる声が聞こえてきました
体「もうその辺で止めておきなさい」
まだイケそうだと思ったのですが段々肉を口に入れるのが辛くなってきました
そして
「やっぱり無理!もう食べれない!!」
私の料理が失敗したのか私自身が肉を受け付けなかったのかは分かりません
熊に打ち勝つことはできませんでした
その後父の食事中に熊さんシチューを出すと父は普通に食べていました
大丈夫なの?
って言うか私が未熟だったの!?
獣の後味と敗北感のせいかこの日のワインは渋く感じました
私なんかじゃ最初っから勝負にならなかったのかもしれない
自分を過信していました
. . .
. . .
でも、
まだ早いか
負けたと決めるには
冷蔵庫にはまだ熊の肉が残っている. . .
次回最終話へ続く
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