昨日は一日お休みをいただきました。予定を変更して下さった方、お電話を下さった方、知らずに団体レッスンにお越し下さった方・・・ご迷惑をおかけし申し訳ありません。おかげさまで有意義な時間が過ごせ、感謝しております
さて。何をしていたかというと・・・
大阪でコンペの後、高野山へ行ってきました
高野山が今年で開創1200年だと知り、大阪のコンペもあることだし・・・と、行きたい!という気持ちが膨らみました。いつもなら、このような事でスタジオをお休みにしないし、動物病院でお留守番してくれてる二匹のわんこが気になって帰ってくるところです。が、今回は、珍しく岸田先生が乗り気で、敢行してしまいました
朝6時、南海なんば駅出発。ここから電車とケーブルカーで100分。
朝イチで、向ったのは、今も弘法大師空海が世界の平和を祈って瞑想をしているという奥之院
清々しい気が流れ、神聖な気持ちになりました。正直、前日のコンペで身体がボロボロでしたが、ここですっかりリフレッシュ
また、御廟までの参道には、名だたる武将のお墓や供養塔がたくさんでした。歴史好きにはたまらないと思います。
壇上伽藍へ(大きな中門にポツンと岸田先生がいます)
金剛峯寺へ(石庭。もう紅葉が始まってます)
ここでは、ただただ、荘厳さと歴史的な重さに圧倒されました
また、阿字観と授戒を体験してきました。
阿字観というのは、阿の一字に心を集中させる真言宗瞑想法です。私達が体験したのはその入り口の阿息観という呼吸法だったのだと思います。金剛峯寺の阿字観道場で小一時間ほど。呼吸だけに集中したいところ、いろいろ雑念がポツポツと出てきたり(笑)呼吸法を小一時間かけて静かに行うなんて、まさに非日常、贅沢
授戒は、「菩薩十善戒」という十箇条の戒めを阿闍梨さまから直接授かる儀式です。蝋燭の明かりのみの暗い御堂の中で、阿闍梨さまのシルエットを拝みながら、戒めを復唱し、その後法話を聞きます。
このシルエットだけというのが、また神秘的。弘法大師空海から授かってる気分になったり
なかなかの充実っぷりでしょ
ですが、私が心に染みた事はまた別にありました。
それは、金剛峯寺の大広間でお茶とお菓子のサービスを受けていた時のこと。観光客がおのおのにくつろいでる中、お坊さんがトコトコと現れ談話をし始めました。高野山のご案内をした後、「慈悲」についてお話されていました。
「慈」は、お父さんのように、「頑張れ、頑張れ」と励ます心。
「悲」は、お母さんのように、嘆きや悲しみにただただそっと寄り添うやさしさ。
最近は「慈」ばかりが言われるけれど、「悲」もどうぞ大切にして下さいと。
私は、正直、これが一番刺さりました
「悲」。頭に母を思い浮かんできました。病気で身体が思うようにならなくなって苦しい時に、「ただ寄り添う」ではなく「頑張れ」と言ってしまったなぁと。そんな発想がなかった。励ますのが一番だと思っていたから。目からウロコ。ウルウルしました。
お約束のこうやくん
もう一つ良かったこと。
初めに書いたように、本来の目的は大阪でのコンペです。コンペの結果は決勝次点。ファイナル上位を狙ってましたから、結果は全くもって良くないです
が。
こうして旅に出たことで、話し合う時間がありました。モチロンずっと反省会をしていた訳ではないですが、あのままトンボ帰りをしてお仕事をしていたら、忙しさや疲れに紛れて、ゆったりと話せなかったのではないかと。それはまさにプライスレス
次回、乞うご期待
いやぁ~旅ってイイモンですね
さて。何をしていたかというと・・・
大阪でコンペの後、高野山へ行ってきました
高野山が今年で開創1200年だと知り、大阪のコンペもあることだし・・・と、行きたい!という気持ちが膨らみました。いつもなら、このような事でスタジオをお休みにしないし、動物病院でお留守番してくれてる二匹のわんこが気になって帰ってくるところです。が、今回は、珍しく岸田先生が乗り気で、敢行してしまいました
朝6時、南海なんば駅出発。ここから電車とケーブルカーで100分。
朝イチで、向ったのは、今も弘法大師空海が世界の平和を祈って瞑想をしているという奥之院
清々しい気が流れ、神聖な気持ちになりました。正直、前日のコンペで身体がボロボロでしたが、ここですっかりリフレッシュ
また、御廟までの参道には、名だたる武将のお墓や供養塔がたくさんでした。歴史好きにはたまらないと思います。
壇上伽藍へ(大きな中門にポツンと岸田先生がいます)
金剛峯寺へ(石庭。もう紅葉が始まってます)
ここでは、ただただ、荘厳さと歴史的な重さに圧倒されました
また、阿字観と授戒を体験してきました。
阿字観というのは、阿の一字に心を集中させる真言宗瞑想法です。私達が体験したのはその入り口の阿息観という呼吸法だったのだと思います。金剛峯寺の阿字観道場で小一時間ほど。呼吸だけに集中したいところ、いろいろ雑念がポツポツと出てきたり(笑)呼吸法を小一時間かけて静かに行うなんて、まさに非日常、贅沢
授戒は、「菩薩十善戒」という十箇条の戒めを阿闍梨さまから直接授かる儀式です。蝋燭の明かりのみの暗い御堂の中で、阿闍梨さまのシルエットを拝みながら、戒めを復唱し、その後法話を聞きます。
このシルエットだけというのが、また神秘的。弘法大師空海から授かってる気分になったり
なかなかの充実っぷりでしょ
ですが、私が心に染みた事はまた別にありました。
それは、金剛峯寺の大広間でお茶とお菓子のサービスを受けていた時のこと。観光客がおのおのにくつろいでる中、お坊さんがトコトコと現れ談話をし始めました。高野山のご案内をした後、「慈悲」についてお話されていました。
「慈」は、お父さんのように、「頑張れ、頑張れ」と励ます心。
「悲」は、お母さんのように、嘆きや悲しみにただただそっと寄り添うやさしさ。
最近は「慈」ばかりが言われるけれど、「悲」もどうぞ大切にして下さいと。
私は、正直、これが一番刺さりました
「悲」。頭に母を思い浮かんできました。病気で身体が思うようにならなくなって苦しい時に、「ただ寄り添う」ではなく「頑張れ」と言ってしまったなぁと。そんな発想がなかった。励ますのが一番だと思っていたから。目からウロコ。ウルウルしました。
お約束のこうやくん
もう一つ良かったこと。
初めに書いたように、本来の目的は大阪でのコンペです。コンペの結果は決勝次点。ファイナル上位を狙ってましたから、結果は全くもって良くないです
が。
こうして旅に出たことで、話し合う時間がありました。モチロンずっと反省会をしていた訳ではないですが、あのままトンボ帰りをしてお仕事をしていたら、忙しさや疲れに紛れて、ゆったりと話せなかったのではないかと。それはまさにプライスレス
次回、乞うご期待
いやぁ~旅ってイイモンですね